* がまんづよく、郵封筒に、わが住所印や謹呈印などを捺して行く。二箱400枚も捺すと手先が痺れる。何日かかけて捺し終えるのが無難。今日は、正月に 京都市内を走る全国女子駅伝を聴きながら。町並みがそれはもう懐かしく、しかも「京都」の女子達は伝統的に強く、今日も、あれれどうかなと案じたが悠々優 勝しました。拍手。
2020 1/12 218
* 応援している横綱に、好きな遠藤関が巧い相撲で勝ってくれた。ウーム。
2020 1/13 218
* 白鵬もとうどう限界を見せてきたか。なんとか、念願だったオリンピック前後の七月九月場所に賜杯を抱いて有終の美を飾って欲しい。怪我があればしっかり直しなさい。
2020 1/15 218
* 大相撲に陛下ご夫妻、内親王も倶に。
平幕最後尾の徳勝龍がひとり一敗で最先頭を駆け、二敗だった大関貴景勝が三敗に交替したため、明日千秋楽で平幕二敗の正代が勝ち徳勝龍がもし負けたなら 平幕同士の決勝戦となる。横綱二人白鵬、鶴竜が休場、大関豪栄道が大関陥落、高安も大関復帰は絶望。奇天烈な初場所である。
2020 1/25 218
* 平幕西十七枚目の徳勝竜、十三勝一敗のまま三役揃い踏みに顔をならべ、千秋楽結びの大一番で大関貴景勝とアワされてみごと圧勝寄り倒して最高初優勝を勝ち とったのは、涙涙涙涙の爽快愉快な観のだった。相撲発祥の奈良県から九十年ぶりの優勝力士で、いい意味で心から祝福したい奇蹟の快挙となった。優勝インタ ビューにも明快で率直なユーモアが溢れ出て、大いに徳勝龍関を見なおした。幾重もの難関をつぎつぎ突破してのじつに立派な千秋楽結び大一番の優勝相撲だっ た。おめでとう。拍手を惜しまない。
世の中 努力と実力でこういう事もあるのだ、諦めてはいけない。
2020 1/26 218
* 野球のオープン戦も大相撲も、そのたいろいろのスポーツが無観客で勝負を競うことになった、感染症の猖獗を懼れての処置で、致しかたない。
競技場よりももっと密集、濃厚接触の劇場、第一に歌舞伎座が、ほんのお座なり自粛を発表して黙しているのは、大相撲等よりもよほど危険な気がする。ス ポーツの選手への配慮も感じとれるのに、人間国宝急の俳優達の健康へ真剣な配慮が薄いと思われるのは、遺憾。勘三郎、三津五郎らを若く喪ったのにも、わた しは劇場独特の汚染された空気の咎を歎いてきた。役者達を捨て駒にして欲しくない。
2020 3/1 220
* きのう、やたら家中にある整理棚の抽斗から一枚の大相撲番付を見付けた。送ってくれるのである。みると、平成十五年十一月とある。東横綱は朝青龍、西 横綱は武蔵丸。では、大横綱の白鵬は。いない。捜しても捜しても、三役はおろか幕内にも十両にも居ない。やっと、幕下の東九枚目に小さい小さい小さい字の 白鵬翔の名をかつがつ見付けた。朝青龍との落差にいまさら仰天した。
幸い同じ抽斗にもう一枚番付が見つかり、平成二十二年一月場所。東の横綱に堂々の白鵬翔、そして西横綱に朝青龍とある。 この間、七年。横綱を張り続けた朝青龍もえらい。七年で幕下九枚目から堂々の東横綱白鵬というのも立派。
番付もおもしろいなあと、しばし感嘆。
2020 3/19 220
* 千秋楽は 白鵬 鶴龍 十二勝同士 両横綱の決戦となる。そこで機械の前へ来て、九時過ぎまで、八ポという小さな字を追い書きつづけて、九時過ぎになった。凄いような集中でも他事を忘れていたが、目の前が滲んで霞んで、暗い。もう、やめ。
2020 3/21 220
* 白鵬が44度目の幕内最高優勝。よしよし。、大きな高い壁になっていて欲しい。国籍がどうのなどは、わたしは全く問題外と思っている。日本人の、気の小さな小意地悪など、大横綱クンよ、放っておけ。
2020 3/22 220
* 東京オリンピックは延期となった。一年後で済むか、甚だ心もとなく、「中止」の声もいずれ上がり兼ねまい。新型コロナウイルス猖獗の気配は濃厚で、東 京都の都市封鎖すら起きかねず、われわれも八十代半ば、油断どころでない危機に迫られている。慎重に、落ち着いて、情況を見きわめながら病魔から身を避け ねばならぬ。油断大敵という耳馴れた標語をなにより大事に噛みしめてすくなくもこの夏を乗り切らねば。
2020 3/25 220
* 大相撲の七月場所は、土俵を東京へもどし無観客でやると。テレビでいい相撲を観せてほしい。大横綱白鵬のさらなる健闘を楽しみたい。
2020 7/1 224
* もと岩波「世界」の高本さん、選り抜きのお酒を二本下さった。有難う存じます。建日子の呉れた洋酒の瓶が明いた。花をさすか、ワインを移すか。
ワインの為には、グルジア(ジョージア)にたびしたとき、代議士のノネシビリさんのお宅で、すてきな壺を貰ってきた。愛している。また、反り返った牛のだろうか、山羊かの、 反り返った角のもとと尖とへ鎖を渡した大小も貰って帰った。これ、飲み干さないと置けない。ビールを注ぐと最後まで美しい泡が消えない。ノネシビリさん、スターリン・ロシアとの政争で亡くなったともれ聞いた。親戚の伯父さん死なれた気がした。グルジアからの力士をつい応援したくなる。
2020 7/7 224
* 明日から、四人の枡席に客一人、砂かぶりに客入らず、大相撲。前夜祭めいてテレビが前の横綱稀勢瀬乃里を呼んで、決まり手の「上手投げ」をテーマにい ろいろ、たくさん話題をそろえてた愉しい番組をみせてくれた。白鵬も、往年の懐かしい名力士や名取組みもみせてくれた。いっとき憂さを忘れていた。「上手 投げ」が必ずしも絶対に強くて有効とばかりは云えないのにも教えられた。
2020 7/18 224
* 大相撲の途中、贔屓の遠藤がドジな負けをくったところで湯に漬かって、トルストイ、レマルク、スタンダールを読み、あと、そのまま、機械の前で寝入っ てしまい、九時になろうとしている。それでいいと思う。いまは無理強いにからだとあたまとを遣いすぎないのが無事な気がする。身を躱すように、コロナ禍を 避けたい。寝入ってしまえる、それを今の、ちからとしたい。急がない。
2020 7/24 224
* 大相撲、横綱白鵬は、今日は「負ける」と思ってテレビから離れ、予感のママに一敗し、翌日も、あ、今日も負けると直感、立ち去った。やはり負けた。そして、休場。
贔屓で永く気に掛けていた元大関照の富士が、序の口からまた勝ち上がってきて幕内の裾まで来た。応援していたら、優勝しそうな活躍、おおいに良し。脚に 怪我さえなければ確実に横綱だったのが、序の口まで落ちて、しかも立ち帰り、なんと幕内最高優勝かも。こういうのに感動する。
2020 8/1 225
* 照の富士の相撲見にゆく。
* 元大関照の富士 堂々の上手相撲で関脇御嶽海を下し、十七枚目にいて五年ぶり幕内最高優勝。序二段まで下げながら、両脚の怪我にも克ち、苦しかった五年の苦労に自身酬いた。最高に偉い。私も、それはそれは嬉しい。
2020 8/2 225
* 大相撲の番付を相撲茶屋の竹蔵くん、いつものように送ってきて呉れた。先場所幕尻まで久々に帰ってきて最高優勝を遂げた照ノ富士が、一気に東の筆頭ま で跳び上がってきた。怪我さえ大切に労ってくれれば、彼は強い。三役以上の角逐に食い入って照ノ富士らしい豪傑相撲でがんばって欲しい。
横綱白鵬の怪我はどうなのか、休まずに十五日を立派に取りきって欲しい。
* 九時半になった。
2020 9/1 226
* テニスの大坂なおみ選手が黒人差別・黒人殺しへの非難をこめたパフォーマンスは立派だったし、この立派は彼女によりことあるつど断然続けられるだろう。感謝もし期待もする。
もう三十年も前のはなしだが、わたしは、人に知られず東京新聞の「大波小波」欄に実は何年間もをかけて一筆啓上の匿名批評を寄稿し続けていた。「湖の 本」にして一冊半もの、一回せいぜい一枚足らずの「批評」は書くに値する夜半タクシとしては宜しき文藝であったが、その中で、一度ならず、優れて人気に満 ちあふれたスポーツ選手や俳優たちが、何かの際の挨拶に添えて、時事問題の哀しさや情けなさや「不当」にふれて一言でもいい「批評ないし批判・遺憾」の言 葉を添えてくれたならどんなにいいだろうと歎いていた。
今回の大坂なおみ選集のパフォーマンスや厳命は正しく私の三十年も前からの願いにきっちり嵌るものだった。社会党が勝ってしまえば、もう「プロ野球は出 来なくなるんでしょうか」とインタビューで口走ったバカらしい名選手もいたが、それとくらべると大坂選手のインテリジェンスの見事さは拍手と感謝とに値す る。「ありがとう」と言う。 2020 9/13 226
* 岩波文庫新版の『源氏物語』宇治十帖の「浮舟」などへ入って行く。校訂のお一人今西祐一郎さんの新刊解説がとても適切に教えられた、全面的に賛同できた。
ホーガンの『星を継ぐもの』のサイエンスはちっとも理解できないのに、だんだんに面白く乗ってきた。
すでに手持ちのいろんな本に次々手を出して、みな面白い。本がおもしろく読めるとはなんと有り難いことだろう。もし読書ということが全然無いに同じだったらどんなに人生寂しいことだったろう。
さらに美術も音楽も歌舞伎や能や茶の湯や歴史なども。スポーツはみんな出来ないまま、相撲のほかは観もしてこなかったが。旅も、きわめて少なかった。な にわり文章が書けて自分の著作や本が山のように出来た。ありがたいことだった。生みの親たちに、それ以上に秦の、育ての親たちにしみじみと感謝の思いでい る。そして、妻や子にも。
2020 12/10 229