ぜんぶ秦恒平文学の話

秦恒平の<交響する読書>

読書録  1998~2002

読書録 1 * 仕事柄というより生来の読書癖で、何冊もの本を並行して読んでいます。いま大切に読んでいる一番の本は、川口久雄の『源氏物語への道』(吉川弘文館)です。平安朝物語の、また古今集などの、はるかな背後を分厚く下支え […]

読書録 2003~2004

読書録 3 * 河村君のスペイン日記から十一月分の最初の一週間を読んだ。とにかく具体的。日々の生活が目に見えるように分かる面白さ。ことに、こんなにも食うかと思うほど、克明に食事その他の飲食が、食べ物飲み物のひとつひとつま

読書録 2005~2007

読書録5 * ひとり起きていて、四時半ごろに寝床で「今昔物語」源頼信の逸話など一、二語読み、「日本の歴史 大正デモクラシー」の農村問題を少し読んで寝た。 さほどわるい夢見ではなかった。いきな着流しの女玉三郎が、出没、軽快

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