ぜんぶ秦恒平文学の話

「もらひ子」として

1998~2001

* 叔母が多年愛蔵した茶道具があまりに家の場をふさぎ、恥ずかしながら使うゆとりが無いので、やむをえずせめて五分の一ほどでも処分しようと、一日がかりで整理を始めたが、私にも思い出が多く、叔母へ繋がって行く思い出はまして多く […]

2002

* 初夢はいやなものではなかったが、ヘンなものであった。なんでも異色異質の二つの世間をうまく橋渡ししているような、ゴツい夢であった。 めざめて気持ちよく洗面などし、居間に田園交響楽を静かに響かせながら、妻と二人きりの雑煮

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