ぜんぶ秦恒平文学の話

茶人として

茶の湯 2019年~2024年

    * 「茶杓」の研究と蒐集。自削でも有名であった亡くなられた西山松之助先生から、「今年竹」と銘を添えて戴いていた止節の清楚な一杓を、西山先生茶杓を 語られた論著一冊を添えて、多年「湖の本」の読者 […]

茶の湯 2016~2018年

  * このところ、何度も、グノーの歌劇「フアウスト」を、ただ音楽として聴きながら、原作を想っている。つれて、ミルトンの『失楽園』をなんともいえない 憧れ心地で思い出す。幼少、誰にも知られずわたしは河原町三条の

茶の湯 2009~2015年

* アメリカから帰っている池宮千代子さんを、妻と新橋ちかいホテルに訪ねる。お土産に、淡海お庭窯、膳所焼の水指を用意した。裏千家十四代、わたしたちの年齢にはいちばん親身な淡々斎家元の箱書がある。古門前の美術商林から裏千家へ

わが一期一会

  こんな現代短歌を読んでください。 読むときは自然に読めど書くときは考へさせられる水母・木耳   吉野 昌夫 そうはおっしゃいますが、この「水母・木耳」を「自然に」なんか読めない人は、いっぱいいる。去年まで勤

上部へスクロール