ぜんぶ秦恒平文学の話

能・狂言・古典芸能

能・狂言・古典芸能 2017年

* 強い地震もまた福島沖で。かくて、二月は逃げて行く。「選集第二十巻」の初校を終えた。この巻は、第十三巻と同頁数、最も分厚い一巻になる。まだ再校 が必要。そして「選集第二十一巻」も前巻を引き継いでもう初校が組み上がってい […]

能・狂言・古典芸能 2016年

* 喜多流宗家十六世喜多六平太(喜多長世)さんが九十一歳で亡くなられた。 もう永くあまりに永く、流儀の何かの事情あって、宗家長世さんの能を舞台で観ることが出来なかった。惜しくも口惜しくもあった。職分会がここ久しく喜多 流

能・狂言・古典芸能 2015年

* 朝、友枝昭世の「菊慈童」をテレビで観る。昨夜は染五郎弁慶、幸四郎富樫、吉右衛門義経、太刀持ち金太郎の「勧進帳」を楽しんだ。昭世は「鞘ばしらぬ名刀」と評した当代屈指のシテ方、喜多流を背負っている。わたしの湖の本もずうっ

能・狂言・古典芸能 2014年

  * さ、まあ正月は済んだと思っている。明日、もし気が動いてからだが承知してくれれば、万三郎の「翁」に清まはってこれるかも。 2014 1/4 147 * 明日は頑張って正午の松濤観世能楽堂、梅若万三郎の「翁

能・狂言・古典芸能 2013年

  * 京都の学友西村肇君から病気をいたわり励ます懇篤のながい手紙をもらって、ほろりとした。もう一度また弥栄校のみんなと会えるかも知れない、というほどの気力に立ち返りかけている。もう少しもう少し体力を付けないと

能・狂言・古典芸能 2012年

  * 二十六日夕刻からは妻と藤間會の初日を見にゆく。歌舞伎役者が続々現れて踊る藝を楽しませてくれるだろう。 十月には団十郎 幸四郎が昼夜で勧進帳の弁慶と富樫を代わりあい、藤十郎が昼夜義経を演じてくれる。おそら

能・狂言・古典芸能 2011年

  * 十日梅若の「翁」 十一日、松たか子の「十二夜」 そして俳優座の「リア王」も、大相撲も。 2011 1・4 112 * さて、 明日は万三郎正午の「翁」で清まわって来る。明後日は、むかし朝日子が学校の英語

能・狂言・古典芸能 2009年~2010年

  * 野村萬らの狂言「樋の酒」は萬の好演ですこし笑えた。狂言で笑えるのはこの節珍しいこと。   * 昭世の「実盛」が、すこし小さかった。老武者が錦の直垂を着ての最期。老いても凛然と強い武士の気力が五

能・狂言・古典芸能 2008年

  * いまの三遊亭円歌と、上野の小店で、たまたまカウンターに隣り合って呑んだことがある。まだ「山のあなあな」を話していた歌奴の時代だったかも知れない。 昨日久しぶりにその円歌の少し若かりし日の咄を聴いた。浪曲

能・狂言・古典芸能 2007年

☆ 大雨と強風で、すっかりと梅の花が散ってしまいました。急に寒さが戻ってきましたが、奥様ともどもお風邪など引かれませぬように。 今日は歌舞伎座で『義経千本桜』の昼の部を見てきました。 安徳天皇の乳母役の藤十郎が粛然として

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