舞台・演劇 2003年
* 俳優座公演のシェイクスピア「から騒ぎ」を観てきた。芝居は可も不可もなかった。だが、なんでこんなノンセンスな古めかしいものを観せてくれるのか、劇団の意図がわからない。せめて現代の大企業か地方都市へでも移し […]
* 俳優座公演のシェイクスピア「から騒ぎ」を観てきた。芝居は可も不可もなかった。だが、なんでこんなノンセンスな古めかしいものを観せてくれるのか、劇団の意図がわからない。せめて現代の大企業か地方都市へでも移し […]
* 建日子のつれてきた猫のグーとうちのマゴとが、ずうっと静かに見合っている。妻が、建日子にもらったデジカメで撮っている。 リメークの「秋刀魚の味」を、いかにも静かに観た。いまどきの作家がこの脚本をもちこんで
* ハイネの詩に、シューマンが曲をつけている。「詩人の恋」48。ギーゼンのピアノでテノールのヴンダーリヒが歌っている。惜しいことにこの人は家の中で事故死したらしい。 ハイネの詩を日本に初めて紹介したのは「嶺
* 朝の光 hatakさん 寂とした京の旅、冷え枯るる述懐に、「雪間の草」をみせばやと思います。 今朝目が覚めると、外はめずらしく快晴。居間は、東の窓から差し込む朝日に満ちていました。FMのクラシックを聴
* 渋谷に、少しはやめについたので、「松川」で鰻の昼飯。この店はわたしが上京し、あちこちの病院や医学部を取材して廻っていたころから馴染みで、「鰻の寝床」。東工大の学生も何人か此処へ連れてきた。味は、有楽町「
* 先月は「菅原」の立田前、今月は「十六夜清心」の白蓮女房。二月つづけて秀太郎の舞台が観られそう、という文言もある朝のメールだった。秀太郎とはクラスメートだった片岡我当の弟で人気の女形。その弟が仁左衛門。秀
* 帝劇から浅丘ルリ子主演「にくいあんちくしょー」の招待状が届いたが、今回また聖路加の診察時間と重なってしまい、浅丘ルリ子は、観たいのにダメになるのが二度目である。残念。妻に、友達と行ってもらう。 2002
* 伊藤若冲の佳い放送があり、なかでも絢爛豪華にして緻密な写生様式を鳴り響かせた「動植綵繪」群に圧倒された。岸部一徳と山本学を使い、外国人コレクターを絡ませてドキュメンタリーともドラマともつかぬ仕立てで画面
* 第11回京都美術文化賞の授賞式と財団理事会・懇親会に、五月二六日、京都へ。 授賞式は都ホテルで。洋画の芝田耕、陶芸の山田光、染織の渋谷和子各氏を選んだ。梅原猛氏が選者を代表して祝辞、例年どおり。 この賞
* 「松風」と「綾鼓」を観た。 喜多節世(きたさだよ)が松風をこの日に舞うと知り、ペンの京都大会を失礼することに決めた。節世の能をもう何度観られるか分からない。今日も、立ち居は観ていてつらいほどだった。後見が出て起たせ