ぜんぶ秦恒平文学の話

映画・テレビ

映画・テレビ 2007年

  * 午後、NHKが美空ひばりの、今までにないユニークな大特集を放映してくれた。釘付けにされ、泣いて泣いて、目の縁が燃えそうに熱かった。 呆れる人もあろう、だが、昭和の天才といえば、彼女が一人だけである。その […]

映画・テレビ 2006年

  * 帰ってきたら、テレビドラマ「八犬伝」が始まったばかり。少し見ていたが、予想通りのお手軽版で、原作を今の今に読んでいる眼にはあまりにチャチ。機械の前へ逃れてきた。 2006 1・2 52 * 夜十時十分、

映画・テレビ 2005年

  * 眼が覚めて二日の雑煮を祝いに床を出たのは、午後三時半。朝の七時半頃一度起きたがすぐまた寝床に戻って、そのまま熟睡、文字通りの「寝正月」をした。かつてないこと。黙って寝かせておいてもらって、よかった。 夢

映画・テレビ 2004年

  * 大河ドラマの一回目特番かと勘違いして「大友宗麟」を観ていたが、食い足りない駄作であった。宗麟は喰えないキリシタンであった。戦国大名としても腰は据わっていなかった、戦はむしろ下手な方であったし、経営の方略

映画・テレビ 2003年

  * 建日子のつれてきた猫のグーとうちのマゴとが、ずうっと静かに見合っている。妻が、建日子にもらったデジカメで撮っている。 リメークの「秋刀魚の味」を、いかにも静かに観た。いまどきの作家がこの脚本をもちこんで

映画・テレビ 2002年

  * 伊藤若冲の佳い放送があり、なかでも絢爛豪華にして緻密な写生様式を鳴り響かせた「動植綵繪」群に圧倒された。岸部一徳と山本学を使い、外国人コレクターを絡ませてドキュメンタリーともドラマともつかぬ仕立てで画面

映画・テレビ 1998~2001年

* 日比谷で、久しぶりにフランス映画を見た。『秋の恋』ーーどこかの映画祭で最優秀の脚本賞などを得ていた映画で、久々に静かに大人の作品を楽しんだ。写真も録音もじつにリアルで、しかも叙情的な映画だった。自動車のタイヤが葡萄畑

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