ぜんぶ秦恒平文学の話

電子メディア・コンピューター 2014年

* それにしても横文字でのSPAMメールの数多いことに惘れている。一日に、100を優に越している。淡々と機械的に消去し、その時間を呼吸をととのえるのに利用している。それにしても五月蠅い。どうにかなるなら、どうにかしたい。メールという作業や操作への軽蔑感だけが募る。

* ネット社会で蔓延を見せ出している仮装通貨「ビットコイン」が、おそらく世界経済を将来的に壊滅させかねないと観ている。国家と法との保証も補償もできないヤミの通貨。さしあたり中国は甚大な危機をそれ故に迎えるだろう。大国の中でも容認している国、様子をみている国、中国のように禁止と圧力をかけ始めた国、日本はまだ対応もしていないが、この「ビットコイン」、ネット社会の活動的な幽霊のようにもうすでに世界中で大笑いしかけている。あたまの抑えよう、とても容易には見つかるまい。谷崎潤一郎に、「小さな王国」という作がある。生徒達が創りだした学校の中で通用する貨幣が魔性を持って行くという凄い作だった。「ビットコイン」は、それに似てそれより天文学的数字倍、厄介で便利な私民通貨となりかねない。国家や法律がどう抑圧も出来ない、正体不明のママの投機性をすでに持ち得ているのだ。
2014 1/22 147

* ところでわたしが此処にこういう具合に、思いついたことを先後もとくに省みも顧みもせず書きとめている、これを「闇に言い置く 私語の刻」と称しているが、やや難しくいえばこういう筆記を「箚記」(さっき、とうき)という。大塩平八郎に「洗心洞箚記」がある。荷風に有名な「日乗」がある。日記であり、わたしも日記・日乗感覚で十七年も書いてきたが、有難い読者の整理してくださったように細かく分ければ三十五、六項にも分けられる多彩な、しかしまた断想でこそあれ完結した著述形式はとらない雑纂になっている。「文藝連鎖」と自称もしてきた。感想、着想ないしは癇癪の落としどころとして用い、しかも隠した陰口ではなく電子ネットの闇へ放った私語になっている。この筆述形式が、つまり「箚記」であり中国では「册記」とも書かれている。
このところ続けて試みてきた『湖の本』の何冊かはまさに「箚記」なのである。「有即斎箚記」(うそくさいとうき)と呼ばれても差し支えない。
2014 1・24 147

* メールをもらう嬉しさに、しみじみとしている。家の外へ出て、誰かと逢ってくる・これるという日々でなく、不快な「SMAP」メールは連日連夜瀧のように落ちてくるのに、鳶さんからのような胸の温まるメールは、このごろは、めったに届かない。それも道理、メールを貰っても返事を怠り続けたのだから当たり前の成り行きなのだが、そんな不行儀な慣いが出来たほど、一頃は毎日毎日メールの返事に相当な時間をとられた。これはいかんと思った。今では、極端に、遠くへ柔らかに開いてある窓の数が少なすぎる。しかも直に懐かしいいい声を聴いて喋り逢う機会もすっかり無くしてきた。寂しくはあるが、何よりも、自身に残された時間の少なさを大切に意識しているのだろう、そう思う。思わずにおれない。
それにしても、あんまりもみんなおじいちゃん、おばあちゃんに成って行く。懐かしい知り合いには、昔のまま若くいてて欲しいもんだなどと途方もない夢を見る。
2014 1・27 147

* なんと、たった今削除した「S PAM」メールの数、90。午前にも午後にもやはり沢山沢山。削除の手間にもうんざりする。防禦の手は、アドレス換えしかないのだろうか。
2014 1・27 147

* 「みごもりの湖」の初校分を、電子データ化し終えた。繁雑な作業だがやっておけば後々まで決定稿になりうる。
2014 2・1 148

* 病院行きで留守中のSPAMメールが100を越していた。何になるのだろう、こんなムダをして。100ともなると削除にも時間を無駄遣いしなくてはならない。疲れた。九時半だが、黒いマゴの輸液を済ませたので今夜は寝てしまいい。
2014 2・7 148

* メールというのは、やはり貰うと嬉しいモノだ。ムダを剥いだ囀雀さんの境涯、すっきりと佳いなあ。

* とはいえ、メールボックス開くと、不良メールが今も30 昼には50 朝には90。いやになる。              2014 2・8 148

* SPAMメールの殺到、迷惑至極。いちいち削除しなくても済む手だてが欲しい。機械をいじくる根気が無い。
2014 2・9 148

* いいメールにくっついて要削除のSPAMが、どっと80。イヤになる。
2014 2・10 148

* 57通の不良メールを朝一番に、削除。日に、少なくも三度の日課に。全部が英語のタイトルなので躊躇いなく消して行くが、日本語であったら猥雑な汚らしさに反吐が出るだろう。猥褻・猥雑は人間の「ことば」に表れる。「行為」や「肉体」にではないのだ、そんなものもコトも、普通の人間にならさしたる差異は無い。
2014 2・11 148

* 気がかりだったメールアドレスの全部も機械の外へ保存できた。仕事も進めた。
2014 2・15 148

* 大事件。妻が自身の機械に造りだし、自身のプリンターで「湖の本」刊行前には宛名印刷してくれていた読者、寄贈者、大学高校等の名簿をすべて機械から見失ってしまった。見失った時点、引き出せなくなった時点が、いつであるか、昨日建日子が来て妻に頼まれ機械を操作するより「以前」か「以後」か。機械に自信のないわたしが今しがた観てみた限りでは、妻がそのために使用していたという「筆ぐるめ」とか云うアプリからは記録されていた内容はすでに「削除されている」と有る。そう見えるがわたしには確たる判断は、また捜索もできない。
はっきりしているのは、それら宛名住所録が無い限り、宛名印刷が出来ない。手書きするにしても正確な住所を確認しつつ済ませるには途方もない時間と労力とが要り、とくに高校大学宛の手書きの住所記録が無い。本の発送に多大の支障が起きたということ。
以前にワープロに保存していてワープロが働かなくなったときも、たいへんな時間と労力とで妻が自分のコンピュータに余儀なく書き写した。せっかくのそれも、今回の消滅前にバックアップしてなかった。
なぜ記録されていた内容が消滅したのか、分からない。困った。一種の錯覚で、簡単に機械の奥からまた見つかるのだとどんなにいいか。個人情報に属する名簿なので、商売で修繕などしてくれるよく知らない人に安直には頼みたくない。建日子に自信があって昨日来て点検していたのなら、データが「削除」されてしまっているなど、ワケが分からない。弱った。

* いかんとも為す術無く疲労す。妻は明日は医科歯科で診療予約。わたしは夕刻歯科へ。いろいろに緊張する。
2014 2・16 148

* ついで、入れ替わりにわたしが沼袋の歯科へ。
帰路、先週と同じ「中華家族」に入って「マオタイ」を三種の前菜(蒸し鶏、鮑、海月それにトマトと胡瓜)でゆっくり味わいながら「みごもりの湖」の後半を読んだ。マオタイは60度ちかく、じつに美味い。そのまま帰ろうかと思ったが、スタンドバーに寄って、ズブロッカをダブルそしてシングル、しみじみ楽しんだ。此所のマスター君は建日子のもう大昔の連続ドラマ「天体観測」の大フアン。お客もいろんな年齢差の人たちと出逢えて楽しい。それにそれに、凍らせたようなロシアの酒の美味いことも格別で。心楽しく、しかし気をつけないと電車を乗り越すと心配したが、心配までもなく無事に帰宅。

* 帰ってみると六時前に建日子が来てくれていて、懸命に妻の機械と格闘に格闘を、ということは思案という思案の限りを試み尽くして、十時半過ぎてとうどう削除・消去されていた必要なデータを掘り起こすように回復していってくれた。ウン。ありがとう。感謝に堪えない。十一時前に、今夜は車でなくて徒歩で駅まで帰っていった。幸い、副都心線を巧く使うと保谷から一本で中目黒へ帰れるのだそうだ。有難いことだ。
昔、昔、西武池袋線へ地下鉄が乗りいれると予告されていたとき、そんなはるかな未来まで生きちやいないよとわらっていたが、今では聖路加へも渋谷へも横浜中華街までても、一本の電車で行ける。

* 幸いに、建日子に初めて抱いてもらったという黒いマゴの輸液も順調に出来た。想えば今日はいい一日だった
2014 2・17 148

* そんな間に、ふとメールボックスを開くと、たくさんな「SPAM」メールのなかにこんなのが。しかもほかでもない熟知のアドレスから送られてきている。こんなのはマシな方で、もっとむちゃくちゃなのも舞い込む。舞い込んでも削除するだけだから被害はないが、世間が狭いのか世界がやたら広いのか。明けよとあるウエブアドレスは消してある。

☆ love
bonjour number-one!
My name is richard, im really hot russian girl
I very like the virtual hot meeting.
If you are realy interesting to love chat, meeting, change photos, hot webcam (skype) talk with me (or with my girlfriends)
please go to my web paage:
my sweetheart, I am going now, see you

* 妙な世間である、ネット空間とは。
2014 2・22 148

* 相変わらずどぎつい「SPAM」メールの洪水、そのなかに今日もこんなのが。この程度の英語ならわらって読めるが、誘いのウエブは決して開かない。

☆ Life is beautiful
Hello – my name is tabbie
I am very cute girl and i like chat online.
I love showing my body on Cam to other guys.
Come play with me!

* こういう誘いに揺らめく何もない。わたしの想像力はもっと精妙なつもり。
2014 2・23 148

* ありがたいことに、今朝いらい、不良メールの殺到がピタッと無い。どうか、このままそう有って欲しいが。
2014 3・17 149

* 『みごもりの湖』を三校ゲラ二通に校正終了し、ホームページ内の「電子版・湖の本14 15 16」にも、「私の創作」欄No4にも掲示した。本文は校正してあるが、ルビ打ちはされていない。ルビ打ち作業には気の遠くなるほど手も時間もかかる。
それにしても『選集①』巻頭作の落ち着きが出来て、一つ久しい肩の荷を下ろした心地。
2014 3・27 149

* 数日來、不良メールの殺到がかなりおさまっている。削除の手間が減っている。
2014 3・28 149

* XP機械が、はや破滅しかけているか? どうする?
2014 4・9 150

* わたしは今問題になっているXP機械を使っている、日用的に使い慣れているので。調子は、しごく良くない。いつ何が起きてしまうかしれない不安定さ。べつの、Windows 7に移行した方がいいと思いながら、使い慣れないので、放ってある。どうなることやら分からない。
2014 4・10 150

* メールというものを、機械を使い始めてから何万という以上に貰ってきたが、メールを自分も使い始めた頃、まだまだ利用者は、つまり往来の相手は極めてすくなかった。そのころ或る雑誌に頼まれた原稿に、メールは「恋文」を書く気持ちで書いた方がいい、さもないと却ってトゲトゲと感情のうえのトラヴルになりかねない、と。事実そういう問題がたくさん起きて行きつつあったようだ。もう一つ、メールに必ず経返信を期待しまま強要するようなことになれば、人の暮らしが機械に率いられることになる、それは不健康だと思っていた。所用の返事はすばやく、さもない消息の場合はむしろ間隔をたもって返信し、自分からは返信を強いたり要求したりはしないようにと態度を決めていた、決めていった。人が機械にこき使われていて、それに気もつかずに道を歩きながらのケイタイ、スマホとか、電車の中でも夢中の人などながめていると、いよいよますますマトリックス現象(機械が人間を飼育し使役し機械化して行く)へ堕落して行くと心から憂えてしまう。人間社会がそのような機械から得ている便宜や利益をわたしは決して無視も過小評価すらもしないけれど、精神の衰弱がますます機械主導で進行している事態には惘れも悲しみもしている。

* 数え切れない多数から何万と数えてもきかないメールをもらってきたが、明らかに上手下手があったなと思う。所用以外のメールが「恋文」とまで謂うのは刺激が過ぎるが、メールとは「呼びかけ」が基本なのだと感じている。「呼びかけ」上手にこっちの胸の内へ適切な言葉と呼吸とで飛びこんでくるメールは、読んでいて心もおどり、なつかしく、人柄まで嬉しく見えてくる。わたしは、もう十五、六年も昔から、程なく「メール」のなかから新たな「機械環境文藝」が起こってくると予見し言及して、じつはホームページのなかで文藝としてもみどころあるメール実例を記録し蒐集してみたいと試みかけた。それ自体は可能であったが、あっというまに往来のメールの数が山積してしまい、とてもそんな仕事は続けようもなくなった。だが、その見通しはまちがってなかった思う。
わざとらしくなく、知的にも行儀の点でもこっちの「胸を打って届く」メールは、明らかに「呼びかける命ぢから」に富んでいる。
返事だけのメール、自己紹介と主張 自身に関して呟くように書いてはいるが、読み手へ呼びかけていない陰気に弾まないメールもすくなくない、いや、これが多数ともいえるだろ
う。で、返事は省略しよう、となってゆく。貴重な時間は大事な仕事のために所用のために使いたい、使うべきだろう。
兼好がある女性に用を頼む手紙を送り、その女性からの返事に、今朝から降り積む雪へただ一言も触れてない味気ない頼みなど聞いてあげたくないわと有った。ここをはじめて読んだ中学三年のころ、わたしは何かしらだいじなことを教わっていた。兼好さんもヘコンダ、だからこそその人を誉める気持ちで書いている。名文美文の必要はない。「伝わってくる肉声」の温かみ。
いつもいつも「思ひ」という「火」を美しく聡くかきたてて人の胸に温かに「呼びかける」 そういう人とのメールを楽しみたい。 2014 4・10 150

* 大昔といっても中世頃からの学習や勉強に勤しんだ子弟は何を習っていたか、教室で教わったこともある。外来の典籍はべつにすれば、『庭訓往来』の名をよく聴かされ、さらには『実語教』『童子教』といった名も聞いていた。時には北条泰時らが編纂した『貞永式目』も子弟の教科書になった、ただし前三書にくらべて武士社会の特殊性を帯びた法度集なので、「読み」「書き」つまり文字を覚える目的が大きかったろう。前三書でもむろん文字の読み書きを大事にしていた上に、やはり書かれてある内容が指導性を持っていた。『実語教』四九条、第一条に「山高故不貴 以有樹為貴」と読めば、どんな教育かはおよそ察しうる。今日のわれわれにも如何にそれらの教訓が良かれ悪しかれ浸透しているかは実感できる。「童子教」は一六四条もあり、例えば「口是禍之門 舌是禍之根」だの「人而有陰徳 必有陽報矣」だの、身に染みついたような文句が並ぶ。狙いはよく分かる。いまも愛読している『十訓抄』などもこれらのいわば上級書と謂えようか。
『庭訓往来』は、ことに広範囲に実用も読み書き勉強も兼ねて用いられていた。「庭訓」とはいわば先人からの「教え」であり、「往来」はこの場合「往復書簡」をおよそ意味している。明治になっても、私の手元にいまも有る「通俗書簡文範」などもその流れであり、よく見ていると一葉女史も書いていたりする。手紙を書くというのは、商売や交際や処世上だれしもの必要であった。要件を書くとともに季節への挨拶や趣味の滲み出ることも大事であったなら、なすなすこれこそが素養として重んじられたにちがいない。
一転して今日、もはや手紙を書く人は「趣味人」か「高尚なお人」で、大方の人が「メール」という機械文を愛用している。しかもその「往来」に「庭訓」ふうの指導は無いも同然なのだから、今日そういう方面の「庭訓」も「教」も地を払って不必要になっている。文字を覚える必要もない、機械が出してくれる。繪文字のはんらんが、感情の表現を便宜に画一化してくれる。
こういう視点からの批評や論攷がまだ本格に出てきていない気がするが。有るのか。不要なのか。
2014 4・15 150

☆ 今週火曜日、
家人が退院。昨日娘の体調が悪くなり、まだ回復したとは言えない様子で落ち着きません。
鴉の日常、殊に目の不自由、困難を遠くから懸念しています。
「機械の前にこびりついて」いるのは作家にとって、鴉にとって、それが砦であり、武器でもあるのですから納得します。
めったに「人の顔を見ません。人の声・言葉を聴きません。」と書かれているのは気に懸ります。
おそらく状況としてはさらに徹底して人と接していないわたしです。黒いマゴちゃんならぬ孫ちゃんにインターネット回線で日々接していますが。
厭世観にめげず ニュースも さまざまな情報も 受け止めています。生きている証ですから。
取り急ぎ
どうぞどうぞお体大切に。 花粉症は如何? すべてすべて良い方向にありますように。  尾張の鳶

* 自分だけ年取って、ひとのことは相変わらず若い人と思いこんでいる。人はみな年取って自分は若い気でいるよりも、この方がじつは幸せな考え違いなのではあるまいか。みな、若いままに元気でいてくれると思っている方が世界が明るい。
胃袋をみな無くした頃から、例年きつかった花粉症をほぼ忘れている。これは有難いが理由は不明。ときどきくしゃみを連発している程度で。

* メールを交わしながら、秦さん **さん 私は あなたは では堅苦しくてすらすら思いも言葉も出てこないと暗に感じている人は大勢いることだろう。そのために妙に心にもなくトゲトゲしくキツく感じあってケンカさえする人が多いとまだまだメール流行以前から聞いたり感じたりしていた。「機械」「メール」に触れた稿を初めて依頼されたとき、わたしは「メールは恋文を書くように」と応えた覚えがある。それとともに、「maokatさん」「hatak さん」のような仮称を互いに用いる工夫をした。ごくごく初期に、わたしの閑吟集を手にした四国は徳島の読者が何度かのメール往来後に、自身を「花籠」と名乗ってきた。それならばと、わたしは「月」と応えた。
花籠に 月を入れて 漏らさじこれを 曇らさじと もつが大事な
を承けたこと言うまでもなく、さてこそ、それはセクシイな仲らいを謂い合うのと変わらない。一度の顔も合わさぬまま、その人はいまでも「花籠」となのっているし、わたしからも相変わらず「月」と署名して返事している。死ぬる日までも逢うことはない。それでいいなら、それでいいのである。心豊かとは、そういう思いを謂うのである。
上の「鳶さん」と「烏」とはわたしが押しつけた。海外の説話などでは「烏」も「鳶」もやや悪役を配されている。それも承知だが、好きな蕪村の繪の「鳶と烏」とが、いかにも佳いのでそれで通した。「カア」と一声でも名乗りになる。とても便利で「鳶さん」ももう久しく愛用? してくれている。
「みづうみ」「湖」と呼んでくれる人も何人もいる。わかりよくて、しかも「秦さん」の「先生」のなどと書くよりよほど気儘なのだろう。
最近、少し必要もあってメール往来のある相手の、あまり陰気に鬱陶しいのに参るので、いっそ「芋(薯よりも)」と呼んでみたくなった。ただし人を「芋」にしておいて自分は秦さんでは気が悪いので、だは「蛸」はどうかしらんなどと思うている。蛸は褒め言葉ではない、「タコ!」は吉本風には悪口に類していて、わたしに似合うのではないか。芋・蛸はともあれ「なんきん=南瓜」は苦手だが。芋も蛸も概して酒に合う。ただし、その人、酒も飲めそうにない。
2014 4・17 150

* ペンの元の同僚委員で大学の後輩でもあるという、エプソン社勤めの人に、このごろわたしの機械で使えなくなっているEpson File Managerについて教えを請うた。親切に教えて貰った。さ、教えられたとおりが巧く出来ますように。Epson File Managerには、写真のトリミング機能があり重宝していた。Dimage Viewer にもトリミング機能が有れば助かるのだが、よく分からない。写真の楽しみはトリミング効果なのである、わたしには。よく分かってられる人、ご指南ください。
2014 4・23 150

* XPのままでか、機械の調子が悪い。このまま行くと起動も満足に出来なくなりそう。連携している新しいホアの機械で作業すべきだが、不慣れ機械に慣れてゆく根気が薄れているのが危ない。いまこうして書いている分平静に機械も作動しているが、じつはこれへ来るまでかなり長時間機械にダダをこねられていた。
機械環境の再構築が喫緊の大事となってきた。
2014 5・17 151

* ホームページの久しいシンボルのようだった花に埋もれていた写真が、どこかへ雲隠れしてしまった。どう回復して良いのか濁った今の頭では思いつかないので、暫くそのまま放置しておく。無理に機械を弄るとますます混迷してしまうので。
2014 6・28 152

* 「獺祭」に嬉しく酔って、ほっこりしているまに、九時に。さ、今度はまた選集②の初校了と選集③の入稿を進めながら、小説を書き進める。ツイッターもフェイスブックもまったく放棄している。「mixi」も、もう戻すに戻せない過去の闇に沈没したまま。すべて、わたしには、まったく無用の時間つぶしでしかない。
夕食後、入浴後にも残り作業があり、疲労。ぐっすり寝たい。
2014 6・28 152

* フェイスブックを介して母方甥の川村芳治さん、画家の桑原盛行さんからメッセージが入っているらしいが、不慣れを極めていて、読めない。パスワードを請求されてもまったく覚えていない。メールアドレスをご承知の方は直接メールを下さいませ。(但しこの節は「個人のメールアドレス」を売り買いする悪弊すら云われている。わたしは、聞かれても、人様のアドレスは教えない、じかにご本人に聞いてくださいと答えている。)
電子器機の上だけのアドレス交際という浮薄な耽溺から、いまや数々のすさまじい犯罪、そして人間自体の情けない腐蝕も進んでいる。集団的自衛権の安易容認という憲法蹂躙も恐ろしいが、機械に支配されて魂を抜かれたように茫然・惘然としている若い人たちを車内でも戸外でも、ソーシャルネットでも、至る所で見かけるのは、こちらまで毒を呑んだように苦痛である。機械は「使う」ならまだしも、機械に「使われて」性根を喪ってしまうなど、(その長所に類する連携の半面をよく承知しつつも、) 九分九厘はそれこそ自死ならぬ「自殺」行為かのように恐ろしい。
むかし「北の国から」という佳いドラマがあり、そのかなり後篇の方で、あるハイティーン少年が、どこの誰とも知れない偶然に機械で触れ合った女の子からの「返信メール」を待って待って待ちながら精神崩壊して行くサマを如実に描いていたとき、この超長編劇中の最も強烈な「時代への適切な批評・批判・憂慮だ」と特筆して指摘したのを想い出す。わたしが、日本ペンクラブに「言論表現委員会」と別に、世界のペンでも初の「電子メディア委員会」の必要を称え、そして委員会が創設されたとき、もっとも予期しかつ懼れていたのは、うえに云うような、いわば「機械に呑み込まれてしまう」もっぱら若者たちの「人間崩壊・腐蝕熔解」であった。ペンには「環境委員会」もあったが一つ覚えのように「自然環境」ばかりを言挙げしていた。しかし自然環境だけが環境ではないとわたしは理事会で云い続けた、むしろこれからは、「機械環境」が人間の心と体とを目を覆いたいほど腐蝕して行くだろうと、ほんとに繰り返し発言したが、理事会は失笑を繰り返し、ついにはそれを悟れなかった、理解しようともしなかった阿刀田会長・浅田次郎専務理事の体制は、無意味としか云えぬ理由で「電子メディア委員会」をあっさり潰してしまった。「言論表現委員会」で足りていると。
しかし「機械環境」の強圧と猛毒とが腐らせていくのは、「言論表現」というよりも「人間の精神」なのである。言論表現はむろん大事で大切だが、健康な精神でそれを護りまた圧制と闘うことも出来る。「機械に魂を抜かれる」とは「人間の卑屈と死」とに繋がるのだ。文学における、言語表現における「精神や命」を軽く観ている売り物派の物書きたちには、それが分からないのだった。
だが、わたしは、そのとき頑張らなかった。ペンクラブという活動体の理解力の浅さ軽薄さからただ身を退いてしまった。理事など務めているのがバカらしくなった。ま、あまり、いい姿勢でなかったなと少しは思っているが、おかげで自分の「仕事」に戻れた。
2014 7・8 153

*  FACEBOOKで、染織の人間国宝志村ふくみさんとの親縁が出来た。
2014 7・12 153

* 整理の付いてないメールの多くを、整理。

* 晩には「原稿・雲居寺跡」のデータ化を進め、「選集④」のための巻頭作「蝶の皿」原稿を読み進め、ついで書きかかりの小説の、ま、清水坂ものとでも云っておく面妖な作を読み返しつつ書き進め、それから、心覚えのためにメモを取り始めた。
2014 7・13 153

* この毎日使っているノートパソコンの寿命が徐々に危うくなっている。連携している新型機二台を、わたしはまだうまく使いこなせない。これも、毎日気に掛けて、ともあれバックアップにも努めている。
2014 7・17 153

* 遠雷を聞きながら機械を整理していて碁盤があらわれた。縮めた盤であったので、黒番で久しぶりに挑んでみた。大負けかなと思ったが、半目の負けで収めた。善戦かもしれない。碁にせよ将棋にせよもわたしの勝負事にはちっとも成長が無く、アテズッポウで打っている。二番も三番もやろうという気もない。
2014 7・24 153

* 相撲も失敬して、「原稿・雲居寺跡」の電子データ化に熱中していたが、書き手のわたくしのもう全く忘却していたような物語がいかにも根気よく続き広がって行く。唖然ともし、喜んでもいる。 2014 7・26 153

* この機械のOSはいまやサポートされない全くの古物。そのうえ、光通信も使っていない。附設器具の故障で電話・ファックスも此処では使えない。なによりも起動の遅いこと。ホームページの「私語」が無事使えるようになるまで延々と時間がかかり、メールが読めたり使えたりするのにも延々と待つ。いまわたしは、その「待ち」時間を、むしろ楽しんでいる。陶淵明ほかの漢詩や、17世紀フランス製「箴言集」や日本の勅撰和歌集や歳時記やヒルテイの忠告など。待ち時間にちょうどフィットする。
もう一冊、今朝からは「茶道問答集」が加わって、これがまことに有益かつ興深い。有り難い。
問  茶庭に用ふる門戸の種類は、どれ程あるのですか。
答  猿戸、あじろ戸、角戸、四ッ目戸、へぎ戸、枝折戸、簀戸、鳴戸などあります。尚此外にもありますが普通は右に記した位です。
これが全一冊冒頭「茶室及び露地」の章の第一問。この章だけで数十問14頁ある。さらに「花」「花入」「薄板」「釜」「風炉」「敷板」「水指」「棗」「蓋置」「建水」「棚」「薄茶平点前」「濃茶」「炭点前」「茶箱」「七事式」「特殊点前」「茶事」「懐石菓子」そして「雑問」の章がある。馴染みのない人には「何のこっちゃ」ろうが、人の、日本人の「暮らし」の行儀作法知識用意にこまやかに膚接している。
上のような一問一答なので、ま、わたしにはと断るべきか知れないが、生き生きと身内に甦ってくる感覚が有る。
そういえばこれは大きな辞典で重いのだが、ふんだんに写真の載った『原色茶道大辞典』も左手を斜めにおろしたすぐ手先にいつも置いていて、これを手辺り次第にひろげ、茶道具等もろもろの原色写真と記事とを読むのも、それは楽しい慰みになっている。なにかをぼんやり「待つ」のも悪くはないが、このような「待つ」楽しみには豊かな励ましや慰安がある。
2014 8・14 154

* 起床いちばんに、床の上に座ったまま藤野真功氏の第三册短編集の巻頭作を読んだ。面白く読ませて表現も的確、箇条にはみ出した叙述もなく、爽快な完結感のうちに異国の旅体験がしっかりと重みをもって描き切れていた。感心した。大人の、しかも若々しい覇気も哀歓も滲み出た一篇で、前々年に出た処女小説長編の過剰な混雑とは別人のような進境と拍手が出た。
この作者は、たぶんソーシャルネットなどで駄弁を吐瀉したりするヒマなく一途に創作にルポに、「人間把握と表現」との旅を日々重ねていることだろう。他の短編も読み進めてみる。

* コンピュータという機械に本気でふれ始め書き始めたのは一九九八年だった、わたしは即座に感じた、老境の人には良い杖になる、幼いほどの若い人達にはかならず猛毒にもなるに違いないと。機会ごとにわたしはそう発言してきた。メール、ケイタイ、スマホ、ライン、ゲーム。幼いほど未熟な人達の機械環境がさながらの「毒」となっている。ことごとしい調査で、スマホ利用と生徒らの学力とのネガティブな関連をニュースは報じているが、そんなことは前世紀末に明瞭にわたしの予見に在ったこと。この機械環境に瀰漫した精神腐蝕の毒をどう処理するのか。政治のうつ手も心許ないが、子供らの親たちが頼りなさ過ぎはせぬか。
2014 9・5 155

* 雨霰のように「facebook」が言い寄ってくる。五月蠅くてかなわない。やめたいと思うが抜け道も知らない始末。
2014 9・27 155

* 選集第五巻は、新聞連載小説「冬祭り」で造る。
従来全面使い慣れたノートパソコンで仕事してきたが、90度右へ向けば大画面のDELLがある。大画面で字を読む方が目に優しいかと、原稿づくりなど、少しずつそっちへ異動して行きたい、そのためには新しい機械の動作に慣れ馴染まないといけない。読む原稿の画面での文字を思い切って大きく設定しておき、入稿等の直前に設定しなおせば良い。なにより第一に「読める」画面を工夫しないと。
2014 9・30 155

* 日々に頂くメールによっては、丁寧語ではあってもちょっと取り澄まして、温かみの抜けた、何というか吐露・述懐という妙味に乏しい奇妙に乾いて堅苦しいものもまじる。ごく日常的な平凡な視線でも言葉でもよく、おのずから自分を吐露し述懐しながら、こっちへも「お元気ですか」と呼びかけてくれる「ことば」の優しみ。
なんでもないようで、難しいのかも知れない。メールは難しい文藝のひとつである。
2014 10・9 156

* 機械を使っていて、初めての異常な打撃音と画面の続出に肝を冷やした。思い切って電源を切り、やりなおして、どうやら事なきを得ている現状。青くなった。もうそろそろ本気で、この機械から新しい機械の方へ本拠を移さないと、危険極まりない。
2014 10・15 156

* いま一つ恐怖は、もはや機械に故障が生じたとき、もはやいまのわたしに根気よく修正や修繕が利かないであろう事。何をどうしたらいいのかまるで分からない気がする。
2014 10・18 156

* とても気重い一つに、ニフテイメールの設定変更を要請されているのだが、ニフテイからの要請メール内容が、わたしのアタマが鈍っていてまるで理解できない。しかし、メールが使えないと由々しいことになる。今、いちばん気の重い心配なことが、これ。

■ ※このメールは、2014年 9月時点で、メールソフトにおける@nifty メールの
送信設定を変更する必要のあるお客様に送信しています。
———————————————————————-
2014年 10 月7 日
お客様各位
ニフティ株式会社

【重要】@nifty メール設定変更のお願い

平素より@nifty (アット・ニフティ)をご利用いただき誠にありがとうご ざいます。

このメールは、ADSL接続サービスをご利用のお客様でメールソフトの設定変更
が必要なお客様に送信しております。

このたび、弊社ネットワークの仕様変更に伴い、メールソフトの送信ポートの設定
が変更となります。弊社都合により、お客様には、大変お手数をお掛けいたしますが、
以下の手順をご確認の上、ご利用のメールソフトの設定変更をお願いいたします。

【確認方法】
<WindowsLiveメールやWindows メールをご利用の場合>
@nifty メール設定ツールをご利用いただくことで、設定変更が自動で行
われます。
以下のリンクよりソフトをダウンロードの上、設定をお願いいたします。
※@nifty IDとログインパスワードが必要になります。

http://www.nifty.com/mail/autosetup/index.htm

< 上記以外のメールソフトをご利用の場合>
(1) 下記のURL をクリックしてください
http://qa.nifty.com/cs/catalog/faq_nqa/qid _13878/1.htm

(2) 上記URL アクセス後、ご自身が利用されているメールソフトのリンクを
選択してください。

(3) ご自身のメールソフトの設定がサイトに記載されている設定値同じに
なってるかどうかご確認ください。

(4) メール送信ポートの設定値に「25」の数値が設定されている場合は、
「587 」の設定値に変更してください。
※すでに設定をご確認の上、「587 」の場合、変更の必要はありません。

【変更期限】
以下の期日までに設定変更をお願いいたします。

2014年11月30日(日)

※メール送信ポートに「25」が設定されたままの場合、12月1 日以降メール
の送信が行えなくなります。
※メールソフトでの受信については今まで通りご利用いただけます。

なお、仕様変更の詳細については、以下のお知らせをご参照ください。

■ADSL接続サービスをご利用のお客様にメール設定変更のお願い
http://support.nifty.com/cs/suptopics/detail/141003478166/1.htm

@nifty では2014年8 月20日に、メールの送信認証の一本化に伴い、一部の
お客様に対して、メールの設定変更のお願いをさせていただきました。
今回、それに引き続き、お客様にとっては度重なる設定変更のお願いで、大
変ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご理解下さいますよう、お願い申し上げます。
既に設定変更がお済みの場合は、行き違いのご連絡となりましたことをお詫
びいたします。

今後とも、アット・ニフティをよろしくお願い申し上げます。

======================================================================

【本件に関するお問い合わせ】
以下のホームページからお問い合わせください。
http://support.nifty.com/support/madoguchi/mail/mailservice.htm

※@nifty IDとログインパスワードが必要になります。

======================================================================

* わたしのアタマが もうこういう文章を全然理解しないのだから、困る。
2014 10・24 156

* 晩、建日子が帰ってきた。機械をだいぶ触ってくれたが、どうなったワケでなく、問題はまだ解決しない。はらはら。
建日子と一緒に観て三人で楽しみかつ感銘を受けたのは、昨日録画しておいたBSプレミアム、住太夫と清治との「阿古屋」での出会い・立会い。建日子は津軽三味線を習っており、また演出という仕事も手がけていて、超級の名人二人の「勝負」の気合いには相当の刺戟を受けたようであった。文楽をテレビででも観るのは「初めて」だという、不勉強なことだ。歌舞伎は両親の楽しみに任せておいて、文楽の人形、語り、三味線の渾然の藝から、多くを学んで欲しいもの。
仕事場から我が家まで、今は西武線と地下鉄とて一本で行き来が出来る。
とにかくも怪我せず事故に遭わず、意欲をもって立ち向かって欲しい。、
2014 10・25 156

* なにかしら近いうちにわたしのメールは不調になってしまいそうな懸念にとりつかれている。
2014 10・29 156

* 建日子が機械に触ってから帰っていったあとに下記の連絡がメールボックスに入っていた。
いまのわたしの衰えたアタマは、こういう日本語のメール記事が理解できない、理解しようと働かない。
これは、要するに何の事?

■ Gmail アドレス、kouh@gmail.comを作成しました。
Gmail へようこそ。アカウントには http://mail.google.com/からログインできます。
使用を開始するのに役立つヒントをいくつかご紹介します。
Gmail のインポートツールを使用して、他のメールアカウントから新しい Gmailアドレスにメールや連絡先を移動できます。
Android 向けや iPhone と iPad 向けのモバイルアプリをダウンロードすれば、外出先でも使用できます。
アカウントで問題が発生した場合や、パスワードを忘れた場合は、このメールアドレスにご連絡します。
ご利用いただきありがとうございます。Gmail チーム

* この手の読み取れない連絡が、ニフテイからもドロップボックスからも届いていて、何かの手続きを強く促されているのだが、痺れたようにアタマが働かない。働かないアタマが良くないのだが、つまり途方に暮れる。陶淵明もバグワンも鏡花も読めるのだけれど。
2014 10・30 156

* ぐいぐいと自分の書いたた小説『生きたかりしに』の文章に引っ張られる。必然の力を持てている。よかった、書いてよかった。
どうしようかと思う。引き絞っても湖の本で優に二巻になる。いっそ、先に「選集」一巻できんなり本にし、そのあとで「湖の本」にしようか、わずか150限定本なのだし、寄贈は主な施設や大学等に限ればよい。製本した半分ほどは手元に残したい。そんな気がしている。
いま、第三章を読み終えた。第五章まで。もう二章分の電子化に妻ががんばってくれている。
手書き原稿はそれなりに趣も意味もあるが、本になって行く手順・手続きでは大幅に遅れる。『生きたかりしに』も電子化データに替え得なければそのままのたれ死にになるところだった。まだパソコンに誰もが不慣れでペンクラブでも詳しい人を呼んでなにかし指導を仰いだが、そのときわたしは質問して、書き手として何が大事になるかと。講師役の人は言下に、書いた物はとにもかくにも電子化データにしておくといい、と。わたしは即。合点した。湖の本をはじめ、初出原稿のブリントの電子化の手間を掛けに掛けた。わたしのバソコンには「湖の本」全巻はもとより、夥しい量の「仕事」がデータになっている。数万枚をこす日記もむろん電子化してある。それでも、実のところ『生きたかりしに』何百枚をはじめまだ手書き原稿やコピーブリントのままのものが山ほど残っている。棄てるに忍びない断片やメモの類も信じられないほど保存してある。とてもとてもヒマにはならない。が、それが、それで良い。わたしは生きるのに飽きるという心配がない、眼が見えて、酒が飲めて、甘いモノも食べられて、手足が動く間は。
2014 11・1 157

* ほぼ確実に、近いうち、十一月の通り過ぎるやいなや、わたしのniftyメールは少なくも発信不能に陥るということが分かっている。対応を要請のメールを貰っているが、わたしのアタマは要請の文面や指示が読み切れない。受信は出来るなら、返事は郵便や電話ですべきはする、大方は拱手してやり過ごすことになる。絶対に必要な要件は印刷所への入稿。これは妻の機械を頼むしかない。

* このXP機械も、俄然混乱や不調を表し掛けている。思い切って不慣れだが新機DELLへの乗り換えを考えねばならないが、まったく使い勝手に惑うばかり、しかも大画面の眩しさ、目の負担はきつい。ものすごい量の現在コンテンツを要領よくバックアップしたり、保存したり、移転したりして、今一度の「再開」を覚悟しなくてはなりません。

* 懸命に、e-文庫・湖への入稿を今夜も試みたが、うまく達成できない。根気ばかり養われる。
2014 11・3 157

* 凸版へ「湖の本122」の跋文電送を忘れていたのに気付いて、朝六時に機械の前へ来て、起動にたっぷり時間が掛かるのを辛抱して、やはり忘れていた「私語の刻」をファイル電送し終えた。
メールが何本も来ていたが、おおかたはソシアルネットからの「お知らせ」。いつもそれらが多いが、いまは、ツイッターもフェイスブックも「mixi」も開いてみることは全く無い。したの「珠」さんの「誕生日」も記憶していたのではなく、「mixi」が知らせて来ていた。妻子のほかの方の誕生日はまず全く記憶していない。
2014 11・9 157

* ニフテイに問い合わせて、メール設定変更を終えた(と思う)。一安心。
2014 11・9 157

* メールでは、ツイッター、「mixi」、それにフェイスブックからのやたらな通知がいっぱいでウンザリ。秦建日子の一日に十度を越すほどの「近況」など、どうにかしてくれというほど小うるさい。フェイスブックなどやめてしまいたいが、ゆめようすらわたしにはもう理解不能。わたしのアタマのなかは、遠慮無く希薄化しているようです。
2014 11・10 157

* この時代遅れになった機械を、半ば事故を起こしているADSLで起動するのに十分ちかくかかる。癇癪を起こして弄ると機械はますます狂ってしまい、最初からまたやり直さねばならない。で、慌てず焦れず、その間に「陶淵明全集」今は下巻を楽しんで読む。気に嵌ってくる佳い詩句に行き会うと鉛筆でしるしを入れ、二度三度読んでみる、時に声を出して。
2014 11・16 157

*選集⑥に直ぐにも取り組める四作を用意をした。どうにかして早く、この機械で仕慣れてきた作業が大きな新しい方の機械で出来るように成りたいのだが。なかなか馴染まない。
2014 11・20 157

* ニフテイメールの設定変更が出来ていないので、十二月一日以降、「送信」不能になるとニフテイが知らせてきた。言われたように訂正したつもりなのに。このままでは、わたしからはニフテイで「メール発信不可能」になるということ。決定的に困るのは凸版印刷との連絡。なんともはや、末期症状が見えてきた。それもまた一つの階段かも。メールの「受信はできる」らしいが。何通かニフテイから通達メールを受けているが、視力も煩わしくアタマも莫迦になっていて、読めないのである。
もう一度ニフテイへ苦情を入れた。よそのメールを使うことにする手もあるだろうか。
質問に答えてきたニフテイの回答は以下の通り。読める人には簡単なのかも知れないが、わたしには、字が読みにくいのと煩雑感とで茫然としてしまう。それでも、後ろの方の箇条書きに従い手を加えて、これでいいだろうと安心していた。だが、訂正の容貌には堪えられてなかったようだ。あーあ。
以下に、ニフテイの回答と指示を転写しておく。

☆ 秦様

@nifty (アット・ニフティ)にお問い合わせいただき、ありがとうございま
す。@nifty カスタマーサービスデスク 入江です。
お問い合わせいただいた件について回答いたします。

【お問い合わせ内容】
@nifty メールの設定変更について

【回答】
弊社接続サービスのネットワーク変更に伴うメール設定の変更について、秦様
に当窓口までご連絡をいただくお手間をおかけしておりますことをお詫びいた
します。

このたびの「@nifty メール設定変更のお願い」メールにつきましては、ADSL接
続サービスをご利用いただき、「587 番ポート」でのメール送信の確認ができな
いお客様を対象として送信いたしております。

該当のお客様につきましては、メールソフトでの送受信をご利用の場合、ネッ
トワーク変更に伴い、一部メール設定の変更が必要となります。

このため、お手数とは存じますが、お使いのメールソフトにてメール送信サー
バーのポート番号が「587 」に設定されているかどうかをご確認くださいますよ
う、お願い申し上げます。

一般的なメールソフトについてのご案内となりますが、確認手順につきまして
は、文末に記載いたしますので、ご参照いただけますと幸いです。

なお、ご利用のメールソフトが上述と異なる場合、メールソフトの名称やバー
ジョン、設定変更手順につきましては、下記サポートページをご参照くださ
い。

■メールソフトの名前やバージョンを確認する方法を教えてほしい。
http://qa.nifty.com/cs/catalog/faq_nqa/qid _13823/1.htm

※上記ページで確認したメールソフト名やバージョンに基づいて、下記ページ
をご参照いただけますと幸いです。

■メール送信サーバーのポート番号を「587 」へ変更する方法を教えてほしい。
http://qa.nifty.com/cs/catalog/faq_nqa/qid _15088/1.htm

すでに送信ポートが「587 」に設定されている場合は、2014年12月1 日以降も送
受信が可能ですので、この点ご安心ください。

なお、設定確認が困難となる場合やご不明な点がございます場合、本件につき
ましては、ご契約状況を確認の上、お電話にて詳細をお伺いし、引き続きご案
内差し上げたく存じます。

お手数とは存じますが、文末のフォームにご都合のよろしい日時やご連絡先な
ど、必要事項をお書き添えの上、本メールにご返信くださいますようお願いい
たします。

文末となりますが、本件につきまして、ご案内内容がわかりにくく、お客様の
混乱を招きましたことを深くお詫び申し上げます。

今後とも@nifty をよろしくお願いいたします。

@nifty  カスタマーサービスデスク 入江

=====================================================================

———————————————————————-
●Outlook Express における、送信ポート番号の設定確認手順

1. Outlook Expressを起動します。
[ ツール ]→ [アカウント ]の順にクリックします。

2. [インターネットアカウント ]が表示されます。
[ メール ]タブをクリックし、設定を確認・変更したいアカウントを選択
して、[ プロパティ ]をクリックします。

3.[ 詳細設定 ]タブをクリックします。

4.送信メールのポート番号に「587 」と入力します。

8.[ OK ]をクリックします。

9. [インターネットアカウント ]の画面に戻ります。
[ 閉じる ]をクリックします。

以上で設定は完了です。

———————————————————————-
●返信フォーム

※当窓口はセキュリティの関係上、添付ファイルに対応しておりません。
メール本文内にご記入の上、ご連絡ください。

■ご契約内容確認項目

※お引越し等で、住所や電話番号を複数ご登録されている場合は、お心当た
りの住所・電話番号を全てご記入いただけると幸いです。

・@nifty ID        :
・ご契約者様氏名      :様 ※フルネームでご記載ください。
・ご契約者様氏名のフリガナ :様 ※フルネームでご記載ください。
・生年月日        :
・ご登録住所        :
・ご登録電話番号      :
・@nifty メールアドレス  :

■弊社電話窓口からのご連絡について

・お名前:      様

・ご連絡先電話番号:

・ご連絡希望日   ・第一希望 2014年  月  日( )
・第二希望 2014年  月  日( )
・第三希望 2014年  月  日( )

※お時間の指定は、下記よりご選択ください。
例)第一希望 2014年 1 月 1 日(A )

A .10:00 ~12:00
B .12:00 ~15:00
C .15:00 ~18:00
D .18:00 ~19:00

※希望日時にはメールをご返信いただく翌日以降をご指定ください。

※メールの着信状況により第一希望に添えない場合もございますので、第三
希望までご指定いただけますと幸いです。

* 先日建日子が帰ってきたとき、何かしらやっていったあと、「Gmail アドレスを作成しました」という通知が来ていた。だが、説明もせず実技も教えずに帰っていったので、これが何事ともわたしには分かっていない。

☆ 「 Gmailへようこそ。アカウントには http://mail.google.com/からログインできます。
使用を開始するのに役立つヒントをいくつかご紹介します。

Gmail のインポートツールを使用して、他のメールアカウントから新しい Gmailアドレスにメールや連絡先を移動できます。
Android 向けや iPhone と iPad 向けのモバイルアプリをダウンロードすれば、外出先でも使用できます。
アカウントで問題が発生した場合や、パスワードを忘れた場合は、このメールアドレスにご連絡します。

ご利用いただきありがとうございます。Gmail チーム

この Gmailアドレスを作成した覚えがなく、このメールに心あたりがない場合は、 https://accounts.google.com/AccountDisavow?adt=AOX8kirmqVA-DtG4BpDzbER5QmnerlOn1KPAFJq7sMwyabbKPusD4kWfmrOjBq-eTAにアクセスして、このアカウントのリンクを解除してください。

* こういうメールを読み解くこんきがもうわたしに無い。字も小さく、わけも分からない。やれやれ。
2014 11・25 157

* ニフテイメールの設定変更が出来ていないので、十二月一日以降、「送信」不能になるとニフテイが知らせてきた。言われたように訂正したつもりなのに。このままでは、わたしからはニフテイで「メール発信不可能」になるということ。決定的に困るのは凸版印刷との連絡。なんともはや、末期症状が見えてきた。それもまた一つの階段かも。メールの「受信はできる」らしいが。何通かニフテイから通達メールを受けているが、視力も煩わしくアタマも莫迦になっていて、読めないのである。
もう一度ニフテイへ苦情を入れた。よそのメールを使うことにする手もあるだろうか。
質問に答えてきたニフテイの回答は以下の通り。読める人には簡単なのかも知れないが、わたしには、字が読みにくいのと煩雑感とで茫然としてしまう。それでも、後ろの方の箇条書きに従い手を加えて、これでいいだろうと安心していた。だが、訂正の容貌には堪えられてなかったようだ。あーあ。
以下に、ニフテイの回答と指示を転写しておく。

☆ 秦様

@nifty (アット・ニフティ)にお問い合わせいただき、ありがとうございま
す。@nifty カスタマーサービスデスク 入江です。
お問い合わせいただいた件について回答いたします。

【お問い合わせ内容】
@nifty メールの設定変更について

【回答】
弊社接続サービスのネットワーク変更に伴うメール設定の変更について、秦様
に当窓口までご連絡をいただくお手間をおかけしておりますことをお詫びいた
します。

このたびの「@nifty メール設定変更のお願い」メールにつきましては、ADSL接
続サービスをご利用いただき、「587 番ポート」でのメール送信の確認ができな
いお客様を対象として送信いたしております。

該当のお客様につきましては、メールソフトでの送受信をご利用の場合、ネッ
トワーク変更に伴い、一部メール設定の変更が必要となります。

このため、お手数とは存じますが、お使いのメールソフトにてメール送信サー
バーのポート番号が「587 」に設定されているかどうかをご確認くださいますよ
う、お願い申し上げます。

一般的なメールソフトについてのご案内となりますが、確認手順につきまして
は、文末に記載いたしますので、ご参照いただけますと幸いです。

なお、ご利用のメールソフトが上述と異なる場合、メールソフトの名称やバー
ジョン、設定変更手順につきましては、下記サポートページをご参照くださ
い。

■メールソフトの名前やバージョンを確認する方法を教えてほしい。
http://qa.nifty.com/cs/catalog/faq_nqa/qid _13823/1.htm

※上記ページで確認したメールソフト名やバージョンに基づいて、下記ページ
をご参照いただけますと幸いです。

■メール送信サーバーのポート番号を「587 」へ変更する方法を教えてほしい。
http://qa.nifty.com/cs/catalog/faq_nqa/qid _15088/1.htm

すでに送信ポートが「587 」に設定されている場合は、2014年12月1 日以降も送
受信が可能ですので、この点ご安心ください。

なお、設定確認が困難となる場合やご不明な点がございます場合、本件につき
ましては、ご契約状況を確認の上、お電話にて詳細をお伺いし、引き続きご案
内差し上げたく存じます。

お手数とは存じますが、文末のフォームにご都合のよろしい日時やご連絡先な
ど、必要事項をお書き添えの上、本メールにご返信くださいますようお願いい
たします。

文末となりますが、本件につきまして、ご案内内容がわかりにくく、お客様の
混乱を招きましたことを深くお詫び申し上げます。

今後とも@nifty をよろしくお願いいたします。

@nifty  カスタマーサービスデスク 入江

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●Outlook Express における、送信ポート番号の設定確認手順

1. Outlook Expressを起動します。
[ ツール ]→ [アカウント ]の順にクリックします。

2. [インターネットアカウント ]が表示されます。
[ メール ]タブをクリックし、設定を確認・変更したいアカウントを選択
して、[ プロパティ ]をクリックします。

3.[ 詳細設定 ]タブをクリックします。

4.送信メールのポート番号に「587 」と入力します。

8.[ OK ]をクリックします。

9. [インターネットアカウント ]の画面に戻ります。
[ 閉じる ]をクリックします。

以上で設定は完了です。

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●返信フォーム

※当窓口はセキュリティの関係上、添付ファイルに対応しておりません。
メール本文内にご記入の上、ご連絡ください。

■ご契約内容確認項目

※お引越し等で、住所や電話番号を複数ご登録されている場合は、お心当た
りの住所・電話番号を全てご記入いただけると幸いです。

・@nifty ID        :
・ご契約者様氏名      :様 ※フルネームでご記載ください。
・ご契約者様氏名のフリガナ :様 ※フルネームでご記載ください。
・生年月日        :
・ご登録住所        :
・ご登録電話番号      :
・@nifty メールアドレス  :

■弊社電話窓口からのご連絡について

・お名前:      様

・ご連絡先電話番号:

・ご連絡希望日   ・第一希望 2014年  月  日( )
・第二希望 2014年  月  日( )
・第三希望 2014年  月  日( )

※お時間の指定は、下記よりご選択ください。
例)第一希望 2014年 1 月 1 日(A )

A .10:00 ~12:00
B .12:00 ~15:00
C .15:00 ~18:00
D .18:00 ~19:00

※希望日時にはメールをご返信いただく翌日以降をご指定ください。

※メールの着信状況により第一希望に添えない場合もございますので、第三
希望までご指定いただけますと幸いです。

* 先日建日子が帰ってきたとき、何かしらやっていったあと、「Gmail アドレスを作成しました」という通知が来ていた。だが、説明もせず実技も教えずに帰っていったので、これが何事ともわたしには分かっていない。

☆ 「 Gmailへようこそ。アカウントには http://mail.google.com/からログインできます。
使用を開始するのに役立つヒントをいくつかご紹介します。

Gmail のインポートツールを使用して、他のメールアカウントから新しい Gmailアドレスにメールや連絡先を移動できます。
Android 向けや iPhone と iPad 向けのモバイルアプリをダウンロードすれば、外出先でも使用できます。
アカウントで問題が発生した場合や、パスワードを忘れた場合は、このメールアドレスにご連絡します。

ご利用いただきありがとうございます。Gmail チーム

この Gmailアドレスを作成した覚えがなく、このメールに心あたりがない場合は、 https://accounts.google.com/AccountDisavow?adt=AOX8kirmqVA-DtG4BpDzbER5QmnerlOn1KPAFJq7sMwyabbKPusD4kWfmrOjBq-eTAにアクセスして、このアカウントのリンクを解除してください。

* こういうメールを読み解くこんきがもうわたしに無い。字も小さく、わけも分からない。やれやれ。
2014 11・25 157

* ニフテイメールの件も長い長い返信があって、大きな字でプリントしてみたが、要領を得ていない。箇条書き指示通りにわたしのした操作で、失敗しているのか、じつはもう成功しているのかアイマイで、成るようになるのだろうという気分。メールが発信できなければ、凸版印刷などへの是非必要な発信だけは妻の機械に任せて、なんとか成るのでは。

* このところ沈静していたSPAMメールがまた増加している。その上にソシアルネットからのやたらの通知が多く、わたしは自分の機械でその通知を開くことも出来ない始末。Bookface Twitter Mixi みな解消したいのだが、それも出来ないしまつ。

* 東工大出の林丈雄君が晩の九時半に来てくれて、機械を点検していってくれた。メールがどうなるのかは、まだ分からない。
小雨の中、十時過ぎて遠くまで帰って行った。感謝、感謝。
さて、林君は、現在使用しているXPからDELLへ、コンテンツを移しておきますと、作動して行って呉れた、二時間ほどかかると言っていたが、どういうわけか、今のところ、DELL機は全く火が消えたようにまっくろけになり、画面に何一つも現れない。電源が入っているのかどうかも全く分からず<途方に暮れている。どうなったのだろう。
2014 11・26 157

* なぜか、DELL機が全然生きて働いていない。どんな画面も、始動画面も現れず、電源の入った様子もなく、シーンとしてまっくろのまま、死に絶えたよう。ウーン。明朝には様子が変わって動いてくれるといいが。
2014 11・26 157

* dell機故障が気になり、眠りにつき難く、寝床で校正ゲラを読み、最もの安静剤としてマキリップ『イルスの竪琴』第三巻ののこり四分の一ほどを払暁までかけて読了した。
この本は少なくも七度ほどは繰り返し繰り返し愛読してきたが飽きるどころか、読見返すつど、新たな発見と納得と不思議さに驚かされる。第一巻、第二巻は物語の展開であり、それでも、各所の表現にああそうだったかと驚かされるのだが、第三巻は緊密にいわば目のつんだ集中的な謎解きが巨大に進行し深化して行くので、よく心入れて注意していないと秘跡の見落としをしてしまい兼ねない、現に此度はよくよく静かに深くゆっくり読み進めていって、ああそうかという驚きに何カ所でも出会った。興味津々のうちに、普通の文庫本の百数十頁をも目を皿にして読み切った。
『ゲド戦記』のフィロソフイーとはやや異なるが『イルスの竪琴』という綿密な構成で仕上がった大長編も強い訴求力のフィロソフィを孕んで物語が怒濤のように、疾風のように進んで行く。哲学に味わいと強みがある。
これらに比べるとはるかな長編の『指輪物語』はただ壮大なファンタジーでこそあれ、フィロソフィで厳粛にさせる小説ではなかった。 マキリップの想像力は緻密で柄が大きく、世界の深層へもおおきくまた細密に及んでいる。構想に乱れが無いのに驚かされる。
今一つ、訳者の脇さんの日本語がおちついて周到な想像力を働かせている。脇さんは泉鏡花の研究者であって、このマキリップ本は脇さんから直に贈られたわたしの愛蔵本である。脇さんの最近を知らないが、元気かなあ。もう大昔、泉鏡花を語り合う座談会で会ってこのかた消息がない。幾重にもお礼が言いたいお一人である。

* 林丈雄君、心配して電話をくれて、いくつか機械作動へ指示してくれたけれど、全く機械は反応せず、死んだように真っ黒くウンもスンも音もしない。もういちど彼に触ってもらうしかない。わたしの手にはとうていおえない。しかしこのdell機と連結してればこそ、いまや時代遅れのXP機で仕事していられる。なんとか連携が回復して欲しい。そのためには機械が起動しなくては。

* すこし癇癪ぎみにディスプレイを揺さぶってやったら、電源がDELLに入った。あー、ほっとした。
2014 11・27 157

* 機械 妙に不調。困惑。
2014 11・28 157

* いま辟易しているのは、数ある対談、鼎談、座談会原稿を初出のプリントから電子化するのに、薄い小さい字がまるで読み取れなくてクラクラすること。
も一つは、せっかくの「e-文庫・湖(umi )」へ入力の手順を忘れ、書き留めてある手順に何度従ってもどこかに間違いがあって成功しないこと。
もうこういう仕事は、機械で出来なくなるのかと想うと、残念だ。ま、あきらめずにトライを繰り返してみる。}
2014 11・29 157

* つづく「湖の本」のために、たてつづけ妻が多くの原稿をスキャンして電送してくれた。どれを取り上げようかと贅沢に迷えるほど手元に電子データ化された原稿、校正の必要な原稿が山盛りになっている。感謝しながら、箸惑いしているほどで、みな機械によるじつに便利な恩恵である。
単行本に成っている原稿もあり、雑誌に初出のままプリントにしたもののスキャン原稿もある。
さらに機械の中に多年に何と無く書きためたままフォルダまたはファイルとして貯蔵された書き置き原稿が何百も保管されている。それらをどのように汲み上げてどのように編成するか、気が遠くなりそう。
おそらくは、わたしのように著述・著作・草稿類を網羅的に機械の中へ電子化して保有している書き手(小説家・批評家)はめったにいないだろう。生来ものを棄てない性質がもたらした功も罪も表裏のまるで「物置」のようにわたしの機械は働いてくれている。機械はいつどう故障するか知れず、従って最低二台新旧の機械で連携させ、またディスクやUSB保存もせいぜい怠らぬようにしている。
2014 12・4 158

* 寒気のせいもあろう、機械の始動がまことに難儀。で、終日起動のままにしている。
2014 12・30 158

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