ぜんぶ秦恒平文学の話

秦恒平の有楽帖 観客として

舞台・演劇 2023年

* 夕方、妻と、実に久しぶりに俳優座劇団公演,夏目漱石原作・秦恒平劇作『心』を、加藤剛、香野百合子主演で、懐かしくもしみじみと観直して、色んな場面と科白とで泣けた。気恥ずかしくもあり、しかし強く踏み込んで私なりの「想や情 […]

映画・テレビ 2023年

* 韓国の連續ドラマらしい『華政』とやら、不快。 ロバート・デニーロの『マイ・インターン』は心よく観ていられる、まだ途中までだが。戴いていた「白」の好い美味いワインを飲みかわしながら、国際情勢の宜しくない荒れ模様を妻と案

美術 2022年

* 終夜、尿意と便意とになやまされ、床を立つこと四度。便座の傍へ、もちこんで備前焼の勉強をしている。茶の湯を叔母の稽古場で習いかけた少学校頃から、一井戸、二楽はもとよりとして、三の唐津にならび備前焼に心惹かれていた。 あ

能・狂言・古典芸能 2022年

○ お便りありがとうございます。 生活と意見を読ませていただくことができるようになっていましたとは、露知らず、開けても見ない日々でした。ただただ嬉しいです。 私の方も、新しいPCになってから、思うように扱えず、秦様のHP

歌舞伎 2022年

* 石原慎太郎が亡くなった。何を得たという人でない。何を喪いもしない。 中村吉右衛門の死が、大きかった。痛かった。 2022 2/2 * 国立劇場での、白鸚、仁左衛門、幸四郎が参加しての「今藤会」も、能の「喜多会」も、懐

音楽 2022年

* 一日、何という何もせす過ごしていた気がする、夕食後に、歴史的に編集したショパンコンクールでの名だたる演奏を聴きながら、地酒「東村山」にも酔うて卓に伏し、寝入っていた。もうすぐ八時になる。 2022 1/4 * 朝の音

映画・テレビ 2022年

* 高峰秀子主演の大好きな、デコ映画では第一等に好きな『カルメン故郷に帰る』を心底眞実楽しんだ、おもしろかった、脚本も監督も最高によく出来た、背景になる大きな浅間の山野の最高に美しく懐かしい、しみじみと胸に落ちて安らかに

美術 2021年

* 六時半、午から根気よく機械仕事を継いでいた。疲れに、睡魔がすり寄ってきている、が。 静かなジャズ そして、この日記のアタマに置いた土牛と薫の「丑」の繪や、生まれる以前から知っていたような「少女」像に見入って気をやすめ

音楽 2021年

* 体調は容易に調わない。師走の十日頃、二十一日の誕生日まで生きてられまいかと謂うほどヘタッていた。 いまは、すぐ斜め目の前で、すっかり気に入りのジャズが歌い続けている。 2021 1/5 230 * わたしはというと、

歌舞伎 2021年

* 高麗屋二代松本白鸚さんの 牛を墨畫の賀状を目の前に置いている。まいとし、実に簡潔に美しい干支を自畫の賀状を戴く。ことに珍重している。きのうは、十代目幸四郎さんの誕生日でもあった。もうまるまる一年舞台が観られていない。

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