舞台・演劇 2016年
* 二月は歌舞伎でなく、松たか子の舞台を観る。三月の歌舞伎は夜の部に、五代目中村雀右衛門を芝雀が襲名の口上があり、五代目「金閣寺」の雪姫に幸四郎 が松永大膳を仁左衛門が此下東吉、山城屋が慶壽院尼、梅玉が狩野之介という大歌 […]
* 二月は歌舞伎でなく、松たか子の舞台を観る。三月の歌舞伎は夜の部に、五代目中村雀右衛門を芝雀が襲名の口上があり、五代目「金閣寺」の雪姫に幸四郎 が松永大膳を仁左衛門が此下東吉、山城屋が慶壽院尼、梅玉が狩野之介という大歌 […]
* 両肩を万力に押さえ込まれたように、また、痛い。意識はあるが、失神にも近い。肩、石のように硬い。酒は飲んだが、食べ物は欲しくなかった。せめては ずむ話題でもあれば楽しんだろうが、無し。『美の回廊』の村上華岳観を読み直し
* たしか『京のひる寝』に「冬の花」を書いていて想像以上に多彩なのが嬉しかったのを思い出す、が、王者はやはり「梅」か。水戸の梅、北野の梅、青梅の梅。元気に身を働かせ、脚を運んでみたいもの。根津美術館へも五島美術館へも久し
* ドラマ「NCIS」の映画手法のめざましさを楽しんだ。朝早くには、黒いマゴに輸液しながら美空ひばりの映画「哀しい口笛」を驚嘆しつつ楽しんだ。品のいい津島恵子も懐かしいかぎり。それにしてもひばりの歌唱の凄いほどの底力。あ
* 朝、友枝昭世の「菊慈童」をテレビで観る。昨夜は染五郎弁慶、幸四郎富樫、吉右衛門義経、太刀持ち金太郎の「勧進帳」を楽しんだ。昭世は「鞘ばしらぬ名刀」と評した当代屈指のシテ方、喜多流を背負っている。わたしの湖の本もずうっ
* 東工大の学生で、歌舞伎役者の名前を口にしたのは一人だけだった。その女子学生は中村吉右衛門が好きと言った。ただし歌舞伎舞台の播磨屋ではなかった、「鬼平犯科帖」の吉右衛門が好きですと。 その吉右衛門が演じるその犯科帖、鬼
* 明日から郵便局休みの土日を精一杯利して、なんとか火曜の二十日には発送を大方終えたい。二十一日は、早朝から聖路加で三年目の検査を受ける。二十二日は岩崎加根子の「桜の園」を楽しみにしている。その週末か次の週初には「湖の本
* 「大門未知子」のとは別の男医「相良先生」のドラマ後半二つの手術場面を面白く観た。こっちのドラマには、以前に時代劇で気に入った女優がいい看護士役で出て呉れる。大門未知子には情緒的になれるすき間もないが、この昔風にいう看
* 午後、文化村コクーンで松たか子らの音楽劇「もっと泣いてよフラッパー」を観てきた。松たか子のしなやかな自在演戯、ダンスの巧さ、歌唱の優しさに十二分に満足してきた。天成の俳優と謂うを疑わない。舞台そのものが
* 明日は頑張って正午の松濤観世能楽堂、梅若万三郎の「翁」へ行きたい。東次郎の狂言と仕舞いとを観て、一気に浅草線地下鉄で日本橋高島屋での「星星会」四人画展に間に合いたいものと願っている、が、さ、それだけの移