映画・テレビ 2009年
* 源氏物語の映画を観、妻が煮たうまい椎茸と高野豆腐と蒟蒻とで、藤田理史くんのはるばる送ってくれた美味しい酒を呑んでいた。そばで京都から帰ってきた建日子がもくもくと機械で仕事をしていた。親子三人と黒いマゴと […]
* 源氏物語の映画を観、妻が煮たうまい椎茸と高野豆腐と蒟蒻とで、藤田理史くんのはるばる送ってくれた美味しい酒を呑んでいた。そばで京都から帰ってきた建日子がもくもくと機械で仕事をしていた。親子三人と黒いマゴと […]
* 山種美術館のカレンダーは、表紙・横山大観の『心神富士』から、一月二月は上村松園の美人画『牡丹雪』。鳥山玲さんの「輝」くカレンダー、一月二月は、飛翔華麗の『丹頂双希』。 * お静かに二日の朝を迎へける
* このところ演劇人(準演劇人)の文章をトビトビだけれどよく読んできたなと思う。 観世流のシテであると同時に新劇や映画の優れた演技者であり、また演出家として世界をまたにかけて国際的にも国内でも亡くなる間際ま
* いまの三遊亭円歌と、上野の小店で、たまたまカウンターに隣り合って呑んだことがある。まだ「山のあなあな」を話していた歌奴の時代だったかも知れない。 昨日久しぶりにその円歌の少し若かりし日の咄を聴いた。浪曲
* いまの三遊亭円歌と、上野の小店で、たまたまカウンターに隣り合って呑んだことがある。まだ「山のあなあな」を話していた歌奴の時代だったかも知れない。 昨日久しぶりにその円歌の少し若かりし日の咄を聴いた。浪曲
* いましがたまで評判だった木村拓哉らの『武士の一分』を観ていたが、しんきくさくてやめてきた。 少なくも数十分というもの、「ドラマ」に価する展開も表現もない。尋常にカードを撒いているだけ。『雨あがる』や『上
* 故橋本博英画伯の奥さんから、求龍堂刊の立派な画集を頂戴した。とても重い。 橋本さんのことはこれまで何度も書いてきた。知己という二字のまともに嵌る有り難い知己だった。出逢いは銀座の「菊鮨」で。カウンターで
* 午後、NHKが美空ひばりの、今までにないユニークな大特集を放映してくれた。釘付けにされ、泣いて泣いて、目の縁が燃えそうに熱かった。 呆れる人もあろう、だが、昭和の天才といえば、彼女が一人だけである。その
* 二月七日から十八日まで、下北沢本多劇場で、秦建日子作・演出『月の子供』の公演。昼14:00開演のあるのは、土曜日曜だけ。他は日曜を除く夜7:00開演のみ。 三倉茉奈・三倉佳奈姉妹と風間トオルをはじめ新鮮な出演者たち。
☆ 大雨と強風で、すっかりと梅の花が散ってしまいました。急に寒さが戻ってきましたが、奥様ともどもお風邪など引かれませぬように。 今日は歌舞伎座で『義経千本桜』の昼の部を見てきました。 安徳天皇の乳母役の藤十郎が粛然として