ぜんぶ秦恒平文学の話

スポーツ 2013年

* 明日、七草粥の朝早くに、湖の本114が出来てくる予定。十一日には、我當が今年一番に「翁」をつとめる初春昼の部の新橋演舞場。十二日には歯医者へ。十四日月曜には俳優座劇場で山田太一さんの芝居。十五日には聖路加眼科へ。その翌日にも地元の佐藤眼科へ。十七日の大相撲十二日目は、まだ決めていなくて、十八日には演舞場の夜の部と、春から楽しみも満杯の大忙し。ぐっと気も体もこらえて乗り切りたい。腫瘍内科の今年初診は、二十四日木曜日。月末には、劇団昴の公演に。これでも昨年の毎月よりはラクかなあ。怪我だけは、無理も、したくない。

2013 1・6 136

 

 

* 名横綱の大鵬が亡くなった。あまりにあまりに強かった。年六場所優勝を二年間続けたというだけで、桁違いの強い、柔らかい、驕らないすばらしい人格だった。現時の名横綱白鵬が真実尊敬してやまないのも、嬉しい魂の相承だ。冥福を祈る。

2013 1・20 136

 

 

* もう眼が見えない。湯に漬かってきたい。

 

* 入浴後、エストニア國、力士把瑠都の故国の相撲道をみせてもらい、行き届いた指導と少年少女達への感化の豊かさ確かさに感動した。

それにくらべ日本の運動指導者に食い込んでいる「体罰という暴力」を勝つための情熱などと思っている堕落ぶりに、惘れている。

大阪橋本市長の突っ込んだ批判発言にわたしは賛同する。元巨人軍の桑田氏の「批判と意見」を聴いたが、すばらしい卓見だった。敬意を覚えた。なでしこジャパン監督等に「体罰という暴力」など微塵も感じられず、成果を挙げている。

2013 1・30 136

 

 

* ブラジルとの野球は、日本は勝てても大苦戦だろうと予想していた。結果は知らない。一点とられ二点とり、同点にされて、安打数は格段にブラジルが先行し、日本の貧打もさりながら投手も二人まで、低調だった。その後のことは知らない。

建日子が「原作」と銘打ってある篠原涼子の雪平夏見「アンフェア」を観た。面白く観たけれど、ああもややこしく脚本を作れば、作品としてのクオリティはダメージを受けやすい。わたしが、自身の今今の創作で苦労して拙速を避けているのが、そこなんです。

2013 3・2 138

 

 

* 七時頃、建日子が食事をいっしょにしに来てくれると言う。今晩は、大きな一息をつきたい。

と思ったが、日本と台湾との野球、必敗ムードの試合を日本は最終回に追いつき、延長戦で逆転勝ち。久々に野球の試合に興奮した。建日子は試合延長のいちばん佳いところを見ず、負けたよ負けたと、仕事場へ戻って行った。

文藝春秋からの書き下ろし文庫本を持ってきてくれたのである。「殺人初心者 民間科学捜査員・桐野夏衣」とか。「アンフェア」の雪平夏見に代わる新シリーズらしい。はなから文庫本の売り本である。題も凄い。やれやれ。ま、稼いでください、たんと。    2013 3・8 138

 

 

* プエルトリコに、日本野球は完敗し、三連覇は成らなかった。成るとは思っていなかった。投手にも打撃にもなんともいえないバラツキが感じられ、調子いいときと良くないときとが、いつも同居していた。ま、劣勢だった台湾に逆転勝ちしたのが善戦の土産になる。

 

* 他方、女子ジャンプのワールドカップ連戦は見せてくれた。年若くまだあどけない高梨沙羅選手が早々と総合優勝という大きな成果を挙げて、連戦、大方優勝か二位かで推移していた。美しいフォームで青空や雪の空を飛翔してゆく沙羅やサラ・ヘンドリクスのジャンプは見飽きなかった。

 

* 大相撲は、横綱日馬富士も大関もばたばた負け、独り、横綱白鵬が勝ち放している。暫く待ちこがれていた白鵬優勝が見えてきた。取りこぼさず、できれば全勝優勝ですかっとした気分にして欲しい。がんばってや、白鵬関。

2013 3・18 138

 

 

* 横綱白鵬が全勝の十三日目で今場所大阪での優勝を決めた。ご当所の関脇豪榮動、とても勝負にならなかった。独り、テレビの前で快哉、病院から独り歩いて帰宅したところだった。願わくは、あと二日全勝して下さい。

2013 3・22 138

 

 

* 白鵬全勝優勝 双葉山・大鵬の全勝記録を抜く。快哉。

2013 3・24 138

 

 

* 夜前のヨルダンとのサッカー。ゴールキーパやペナルティキックのキッカーの顔面や眼を、青いレーザー光線が当てられるのを見て、不快のあまりテレビの前を去った。あれは失明の危険をはらんだ暴行傷害に相当する。いかにアウェイとはいえ、ああいう応援の仕方は卑劣過ぎる。アウェイの問題ではない、連盟は「減点」「敗け」などと厳しく制裁すべきだ。また抗議もすべきだ。

 

* サッカーにしても何にしても、応援に熱中もいいが、わたしなど、それだけの精力や意識を、政治や原発にも向けてくれたならと願わずに居れない、が、概して、ないし多分にそういうことにはならない。応援には海外へ行くのも厭わないが選挙の投票所には背を向ける人たちが多いかも。それが強圧暴走の「違憲」内閣による最大不幸の襲来をもたらすことになる、それには気が付いてくれないのではないか。

「3S」と謂われた愚民化政策はもはや古典に類する。スポーツ、スクリーン、セックスへ大衆仕向けて政治批判や反抗を未然に抑え込もうという政策。いまや政策と意識するまでもなく、少なくも日本国民の大勢が「3S」に熱中熱到している。セックスにしても実に安直な「付き合い即性関係」という異様社会に成り果てている。わたしもスボーツを観戦すること、映画やドラマを観ること、好きである。しかし政治や時事への関心や批判や行動をサボってはいない。それが国民のあたりまえに成れば、悪政や違憲は今よりもずっと抑制できるだろうに。

2013 3・27 138

 

 

* 相撲茶屋の竹蔵くんが電話をくれた。五月の夏場所十二日めぐらいにまた夫婦して両国の桟敷へ出向けるといいが。

2013 4・5 139

 

 

* 夏場所の十二日めか十三日目を竹蔵君に予約した。

2013 4・30 139

 

 

* もう何がなにやら世の中が情けなくて、自分自身も情けなくて、新聞もニュースもイヤになった。ほんとうに荷風晩年のあとを慕おうかと思ってしまう。

☆ 時運 の内   陶淵明

斯の晨(あし)た 斯の夕べ  言(ここ)に其の廬(いほり)に息(いこ)ふ

花薬 分列し  林竹 翳如(えいじょ)たり

清琴 牀に横はり  濁酒 壺に半ばあり

黄唐は逮(およ)ぶ莫(な)し  慨き獨り余(われ)に在り

* 黄唐は古の聖帝  黄帝と唐堯

 

* 陶潜ほど上等には出来ないが、思うまま歌も句も績み紡ぎたい。飛呂志の悠然雄渾の「鯉図」に励まされている。

楽しみはは、惜しみなく作り出す。

歯の治療をはさんで、やがて明治座の花形歌舞伎は、染五郎、勘九郎、七之助、愛之助。「実盛物語」「与話情浮名横櫛」「将軍江戸を去る」「藤娘」「鯉つかみ」と十分楽しめる。すぐ続いて新歌舞伎座の五月興行も、第一、二、三部とも終日盛りだくさんの名狂言をたっぷり楽しむ。そのあとへは、大相撲夏場所の席がとれてある。白鵬、朝青龍の優勝回数25回にぜひ並んで欲しい。そして月末か六月初めには秦建日子作・演出の「タクラマカン」に期待しています。

あ、そうとばかりは行きません。今日責了紙を送った「湖の本」116『ペンと政治( 二下 満二年、原発危害終熄せず) 』が十七日には出来てくる予定。力仕事の発送がある。ややや。

 

* さ、入浴。 その後、また小説を書き継ぐ。

2013 5・4 140

 

 

* 十時半、今日の予定は終えた。明日へ仕残した分は明朝から午後の前半で片づける。その後に追加の幾らかは残るとしても、概ね平常の「仕事」へ戻れると思う。創作、機械環境の整頓、それに、運動を兼ねた外出も生活のプログラムに組み入れたい。まだまだ体不調はいろいろ残っているが、幾分は「気に掛けないでする」姿勢も必要と思う。強いて謂えば、家にいればどうしても「目をつかう」仕事に終始する。郊外へ空いた電車に乗ってゆくのんびりも欲しくなっている。さしあたり、大相撲の夏場所へでかける予定。横綱白鵬と大関希勢乃里とが土着かずで並んでいる。わが家は、昔からの白鵬贔屓。国籍など気にならない、風格と実力において名横綱の境地へ登りつめて欲しいと声援している。

2013 5・20 140

 

 

* 白鵬も稀勢乃里も全勝をキープ。明日は横綱と大関鶴竜、横綱日馬富士と大関との取り組み。熱戦を期待して、むろん白鵬の勝ちを願って、両国へ出かける。久しぶりの本場所。

2013 5・22 140

 

 

* さて今日は大相撲を楽しんできた。結びの二番、全勝の横綱白鵬が一敗の大関鶴竜を降し、二敗の横綱日馬富士を全勝の大関稀勢の里が圧倒した大相撲に、満場の期待と歓声は炎のように燃えていた。この数年にかつてない盛り上がりの夏場所、真実、楽しめた。 2013 5・23 140

 

 

* 用意の録画で、十三勝無敗同士の横綱白鵬・大関稀勢の里戦を観る。スリリングな熱戦を横綱が勝った。よし。明日、全勝優勝を期待する。

2013 5・25 140

 

 

* 大相撲、大関稀勢の里が大関琴奨菊に完敗の瞬間、横綱白鵬優勝が決まり、白鵬は結びの一番に横綱日馬富士に完勝、全勝優勝を遂げた。よしよし。優勝回数25回、全勝優勝10回。真に、名横綱。大鵬、北の湖、千代の富士、貴乃花、朝青龍、そして白鵬という強い横綱たちの全部を観てきた。中でも名横綱とは、大鵬、千代の富士、そして白鵬。同時代を生きてきて、嬉しかった。

 

* 同時代を生きて嬉しかったのは、野球なら、王、野茂、イチロー。歌なら、断然、美空ひばり。

2013 5・26 140

 

 

* もうすぐ、また大相撲名古屋場所が始まる。

わたしが、物ごとを数えたい人だとは、天皇歴代や、西洋映画の俳優・女優の名や、赤穂義士たちの名を数えあげる話を、何度も繰り返している。しかも物覚えがわるくなり、いやいや物忘れの早さが激しくなり、いまでは天皇歴代を百二十五人順に数え上げるのがやっとのこととなっている。午に食べたものを、昼過ぎにはもう思い出せない。必要な服薬を済ませたかどうかも曖昧になる。

一つ新しい何かに挑戦しようと思い至って食卓で目についたのが、相撲茶屋が土産に呉れる海苔の缶、その胴まわりに、歴代横綱の名前が二段に書き並べてある、日馬富士公平までにいったい何代の横綱はいたか。ちょうど七十代。やってみるか。同じ名乗りの別横綱も何人もいる。不知火が二人、西ノ海は三人いる。梅ヶ谷、大錦が二人、若乃花も三人いる。九十三人ほどが横綱に昇りつめていた。うん、やってみるか。名前までは勘弁して貰おう。

 

* 明石 綾川、丸山、谷風、小野川、阿武松、稲妻、不知火、秀の山、雲竜(10代)、不知火、陣幕、鬼面山、境川、梅ヶ谷、西ノ海、小錦、大砲、常陸山、梅ヶ谷(20代)、若島、太刀山、大木戸、鳳、西ノ海、大錦、栃木山、大錦、宮城山、西の海(30代)、常ノ花、玉錦、武蔵山、男女ノ川、双葉山(35代)、羽黒山、安芸ノ海、照国、前田山、東富士(40代)、千代の山、鏡里、吉葉山、栃錦、若乃花、朝潮、柏戸、大鵬、栃ノ海、佐田の山(50代)、玉の海、北の富士、琴桜、輪島、北の湖、若乃花、三重ノ海、千代の富士、隆の里、双羽黒(60代)、北勝海、大乃国、旭富士、曙、貴乃花、若乃花、武蔵丸、朝青龍、白鵬、日馬富士(70代)

しびれるような佳い名があるなあ。ウーン、順に覚えるのは難しいなあ。十代ずつ、先ずは半分の双葉山までか。

わたしは辛うじて男女ノ川、双葉山の時代を聞きかじっている。双葉山を69連勝までで阻んだ安芸ノ海から先は、ラジオで、テレビで、本場所の土俵で識ってきた。

 

* プロ野球は、阪神の若林投手監督、捕手藤村、巨人の三原・水原監督、川上一塁手、南海の(山本=)鶴岡三塁手監督、それに天才的なホームランバッターだった大下や小鶴などの時代から馴染んだが、大の野球好きということはなかった。それでも阪神巨人戦の激闘は今もなつかしい。そのあとは、せいぜい長島、王選手、金田投手、野村捕手の頃までで熱は冷めていた。傑出していたのは安打の張本、三冠王の中日監督、そして野茂投手、イチロー右翼手には敬愛を惜しまない。、

2013 7・3 142

 

 

* 大相撲の解説に来ていた尾車親方もとの琴風を見て仰天した。まだわたしの方が元気に見えると、あの元気で大きかった琴風関の健康を気遣った。

2013 7・15 142

 

 

* 横綱白鵬が今場所も十二日まで全勝してくれていておお満足だが、今日、琴奨菊との勝ち相撲で右脇腹を痛めたらしいのが心配で、気が鬱いでいる。無事を願う。奮励、三場所連続の全勝を期待している。連勝というのは白星一つまた一つと積み上げて行くわけで、緊張はたいへんんなものだと思う。打率、勝率とはちがうのだ。真の賞賛と期待をこめて「すごいよ」し拍手を送る。

野球のイチローも尻上がりに今季好調の度を増していると。日米合わせて安打数四千本へもう少しとも。たいした選手だ。

2013 7・18 142

 

 

* 思い切って散髪してきた。とても心地よい。白鵬は敗れたが潔い健闘での三連続優勝だった。入浴、読書。休息する。

明日は参議院選挙。不正選挙にだけはならないで欲しい。反原発、憲法護持、基本的人権・国民主権の確保、増税反対をいう野党の善戦を願う。棄権こそが避けがたい最大不幸の危険を招く。

2013 7・20 142

 

 

* モスクワの世界陸上、劈頭の女子マラソン。期待のみずきは力尽きたが、福士佳代子が追い込み追い抜いて堂々余裕の三位銅メダルをはちきれる元気な笑顔で勝ち取ったのは立派だった。四位には木崎が入った、これまた敢闘を称えたい。モスクワが美しかった。 2013 8・10 143

 

 

* 世界陸上のウサイン・ボルト、100メートル、勝つ。女子一万メートルでの新谷五位は立派な勝ち。

2013 8・12 143

 

 

* 世界陸上で一時までも観ていたが、堪えきれず床へのがれたものの、さらに一時間半ほど本を読んでいた。

アポロドーロス「ギリシア神話」では、あのオイディプス王の悲劇にちょうど到達、やっとわたしの脳裏にかすかに蓄えられていた神話に手が届いたのだ、はたしてこれはまだなお神話なのか、もう人間生死の悲劇であるのか、さだかな区切りなど見えようもなく、第三巻のⅤまで読んできた。此処までひたすら「読む」に執し、「ことわけの理解」は犠牲にしてきたが、その内容を「目次」をひらいて納得しようとしたところ文庫本目次の中途までで詳細に八頁もある。いま右から左へちょくっとスキャンし校正できる分量でないことに改めて驚嘆した。しかしこの岩波文庫版の「ギリシア神話」目次はコピーしておくと展望がひらけること間違いない。

なんという面白いヤツなのであろう、かかる「神話」を創作してきた「人間」というヤツは。この人間達は、この「人間というヤツ」が面白くて面白くて堪らなかったのだ。同時に、彼らはこの「面白い人間というヤツら」が、「神」というファンタジイとして登場しているのか「底知れぬ偉大で異様な自然」であることをよく知っていたのだ、のちのちの凡庸で感激屋の人間達よりも、遙かに。

2013 8・13 143

 

 

* 蔓蔦の青葉がみごと瀧のように真っ白い手洗いになだれ、花だけが花でない、花にも負けない葉の美しさ、蔓の尖端にはみずみずしい新芽も萌いている。美しい世界はどのようにしてでも現れるときは現れ、わたしたちをよろこばせる。年々歳々花も葉もいつも美しい。

 

* そんななかでモスクワ世界陸上のハイライト、ギリシアの女神のように美しいイシンバエワの棒高跳びみごとな優勝に惚れ惚れした。もう今回の世界陸上は彼女一身に輝いて終えたようにすら感じる。かつてブブカ最後の棒高跳び優勝に感動した昔をも思い出した。最良のドラマであった。

2013 8・14 143

 

 

* 男子マラソンでも観て休息した方が良い。夜、熟睡するためには読書での興奮を控えるべきか。

2013 8・17 143

 

 

* 晩は、宵のうち、十册ほど文庫本を読み、そのあとはもっぱら世界陸上を楽しんでいた。朱夏のご機嫌に逆らってみても始まらない。ゆったりと休息もいいではないか。乗り物に乗って遠いところへ汗だくで往来しなくても済む、夜更かしも朝寝もだれに迷惑もかけずに済む、有難い。

2013 8・18 143

 

 

* イチローの日米通算4000本安打に拍手を送る。こんなストイックに実力を育て続け発揮しつづける選手は、二度ととは言うまいが、もうめつたに現れないだろう。同時代の空気を吸っていると思うと、胸を張りたくもある。

2013 8・22 143

 

 

* 琵琶湖上に模型飛行機をいろんな条件で飛ばせる競技は、もう回数も経験も重ねて、とても興味もスリルもある意気盛んに面白い催しで、さぞ人気は高かろうと思う。

今夜の放映で、東工大チームが、大声援の中、2Oキロを越す美しい飛行を見せてくれた。よく頑張った。嬉しかった。

2013 9・4 144

 

 

* オリンピックの東京開催が決定した。祝着。2020年まで、あと七年を生きて行く目当てができたのを祝おう。

ばかげて浮かれ騒ぐことはやめてもらいたい。国政も都政も図に乗ってハメを外すことは許さない。なにより成すべきを為せ。

2013 9・8 144

 

 

* 今朝、猪瀬直樹の名で、いよいよ五輪開催都市が決定されますというメールが届いていた。努力を尽くしましたという広範囲への同報であったろう。彼の才気と根気との勝算もひめた述懐であったろう。よく頑張った。

2013 9・8 144

 

 

* 白鵬の連勝がせめて40勝にまでと願って応援していたのが、目前で潰え、落胆した。今場所の桟敷を頼んでいたら悔しさは倍になっていたろう。ま、もう一番勝てば優勝は決まる、が、甘い気持ちでは危ない。名横綱の気合いで断然の優勝をと、喝を入れたい。 2013 9・27 144

 

 

* 昨日 十四日目にして白鵬二十七度目の幕内最高優勝を決めた。喝采。

2013 9・29 144

 

 

* 九時、むりやり「DoctorX」の前へ。すかっとする。つづいて楽天が巨人をねじ伏せて日本一シリーズに大手を掛けた力投を楽しんだ。

さ、もう少し。もう少し。機械のまわりに眼鏡が五つ。どれも役に立たない。

2013 10・31 145

 

 

☆ 「善に対する怠慢は、きわめて大きな欠点である、おそらくあらゆる欠点のなかで最も大きいものかもしれない。」「目の前になすべき善の機会が無く、またそれをする意欲も力もないということは、すでにこの世ながらの地獄である」とヒルテイは言う。

「善」というのが難しい。それ以上に難しすぎたのが西田幾多郎の『善の研究』だった。近代日本の哲学者たちの悪しく難解な日本語には今でも呆れる。

 

* 夕過ぎまで作業、懸命に。疲労あるが、食後もう少し続けてみよう。国会や周辺のニュースなどただもう苦々しい極み。目を背けるとはこれ。た゜が背けたままでいいとも思われず。

ふんばって九時まで作業。その間に、オーストラリアとのサッカー戦を聴いていた。劇的な追いつきで日本はワールドカップ出場を決めた。熱狂また熱狂。あの若いエネルギーが「私の私」を死守する政治的なエネルギーに転換できないのがもどかしい。次に、強権が秘密裏に用意するのは、徴兵制と、内務省復活と、たぶん新華族制度であろうよ。

2013 12・6 146

 

 

* 相撲茶屋の竹蔵くんから初場所の番付が届いた。白鵬が「西」横綱で、ちょっと気が晴れない。初場所、うまいぐあいに観に行けるかな。

2013 12・26 146

 

 

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