ぜんぶ秦恒平文学の話

秦恒平の有楽帖 観客として

舞台・演劇 2007年

* 二月七日から十八日まで、下北沢本多劇場で、秦建日子作・演出『月の子供』の公演。昼14:00開演のあるのは、土曜日曜だけ。他は日曜を除く夜7:00開演のみ。 三倉茉奈・三倉佳奈姉妹と風間トオルをはじめ新鮮な出演者たち。 […]

能・狂言・古典芸能 2007年

☆ 大雨と強風で、すっかりと梅の花が散ってしまいました。急に寒さが戻ってきましたが、奥様ともどもお風邪など引かれませぬように。 今日は歌舞伎座で『義経千本桜』の昼の部を見てきました。 安徳天皇の乳母役の藤十郎が粛然として

歌舞伎 2007年

* 歌舞伎座で昼夜過ごしました。(つい、「mixi」の方に「日記」を書いてしまった。「私語」へも転記しておく。) 顔ぶれも演し物も充実し、十一時から二十一時半まで、たっぷり、でした。高麗屋の心配りで、昼は幸四郎の勧進帳に

映画・テレビ 2007年

  * 午後、NHKが美空ひばりの、今までにないユニークな大特集を放映してくれた。釘付けにされ、泣いて泣いて、目の縁が燃えそうに熱かった。 呆れる人もあろう、だが、昭和の天才といえば、彼女が一人だけである。その

能・狂言・古典芸能 2006年

  * 明日は観世喜之の「翁」に逢いに矢来に行く。 2006 1・7 52 * 三連休とやら。それにならうことにし、今日は矢来能楽堂で観世喜之の「翁」を楽しんでくる。三番叟は誰であったやら。矢来は久しぶり。「矢

美術 2006年

  * 冬の乾燥が呼吸器を侵す。 * 改めて福盛君の自画像に見入った。背景の色彩が効果的に美しく、シャツの色とのコントラストも大胆に嵌っている。質感ある帽子の柔らかさも佳い。いずれにしてもこれらは自画像の二次要

歌舞伎 2006年

  * 十三日は、襲名の山城屋坂田藤十郎を歌舞伎座に祝う。十八日には俳優座の新春公演、紀伊国屋サザンシアターで「歌麿」とか。納得できる、俳優座ならではの歌麿を見せて下さいよ。 二月は先代松本幸四郎(白鸚)追善と

舞台・演劇 2006年

  * 新宿紀伊国屋サザンスター劇場での『喜多川歌麿女繪草紙』とは、なんだか場末の小屋でのお色気小芝居めく。ぞっとしない。清潔でいい劇場だし、ひょっとしてと期待したのも空しく、じつにつまらなかった。 藤澤周平の

映画・テレビ 2006年

  * 帰ってきたら、テレビドラマ「八犬伝」が始まったばかり。少し見ていたが、予想通りのお手軽版で、原作を今の今に読んでいる眼にはあまりにチャチ。機械の前へ逃れてきた。 2006 1・2 52 * 夜十時十分、

音楽 2005年~2006年

  * 二日に聴いた太左衛さんらの「四季の壽」のめでたい詞がしきりに耳に蘇る。めでたい語彙なのではないが、「京の町のヤショーメ」の「ヤショーメ」は、亡き父の口ずさみで聴いた頃から印象的だった。「八瀬女」である。

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