ぜんぶ秦恒平文学の話

秦恒平の有楽帖 観客として

音楽 2019年

* このところ思いなやむつど電源を送って、アムステルダムの「Loeki Stardust Quartet」の「The Art of Fugue」とあるのを聴いているが、色んな中身のなにものかは一切わからない、わからなくて […]

舞台・演劇 2019年

* 明日明後日の昼過ぎには建日子招待新作の芝居を二つ、観にゆくのよと妻に言われた。明日は雪かもと。建日子の演劇は久しぶり。先日、テレビで「ルパン 三世」の漫画映画を見せられたが、五分で退散した。建日子の本領は一に舞台かも

映画・テレビ 2019年

* 独り 早起きし、戴いていた「獺祭」特製の酒と簡素な私のための煮染めで新年を迎え、そのまま、たまたまの時代劇映画を見て過ごした。 * つまらぬ作であった。武士になど生まれなくて、どんなによかったろう、わたしは「人」とし

能・狂言・古典芸能 2018年

* 暖房していても、寒い。二十年前は、どう寒くても此の部屋、暖房でなかった。 * 朝日賞のパーティに招待状が今年も来ているが。ま、推薦の役は務められても寒い中を宴会には、ま、遠慮。喜多流のシテ方香川靖嗣が春に『櫻川』を舞

美術 2018年

白鸚在樹 蓬莱山 秋石・画(部分) はるか天上には 旭日 * 我が家の正月、必ず玄関にこの「松」が立つ。函には「蓬莱山」と画家自身が題している。 明けて今月、晴の三代襲名歌舞伎座舞台に奮励の「松本」高麗屋へ、慶賀・激励の

歌舞伎 2018年

* この正月の夢は、高麗屋三代襲名初春興行の歌舞伎座、昼夜。 いろいろが有って、今世紀になってかつて無かった「四ヶ月経て 久しぶり」の歌舞伎、とても楽しみに待っている。昼に、夜に、出し物に合わせ絶好席を用意して貰ってある

音楽 2018年

* ときどき岩波文庫の『日本唱歌集』を手にする。この音痴のわたしでも七割は唄える。今朝は「文部省唱歌」に限って観ていた。デタデタツキガの「ツキ」  はいしいはいしい の「こうま」 あたまを雲の上に出し の「ふじの山」 と

舞台・演劇 2018年

* 先へ先へ すこしも足踏みなどしておれないのが、むしろ今のわたしの健康法になっている、とも謂える。ま、やれる限りやって行くだけ、出来れば歌舞伎なみの楽しい何かと出くわしたいが。 そういえば、建日子がちかぢかに作・演出の

映画・テレビ 2018年

* 晩、建日子作の連続らしきテレビ劇「確保の女」とやら第一回を観た。今日は送り出し荷造りなどしながら、「殺し」ドラマを三つ観たことになり、ゲンナリする。 昼の、亡くなった田中好子(だったか、元三人組みの歌手、女優としては

美術 2017年

*  夕方まで建日子と過ごした。雑煮も食事もともにし、建日子はこつこつ仕事をしていた。わたしも機械の前で昔々の谷崎潤一郎を語り合った鼎談の色淡くなっ い原稿を苦心しながら読んでいったりした。ときどき階下へ降り、親子三人で

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