「ペン電子文藝館」のことども――メディア新時代と文学――
この会(芸術至上主義文芸学会 2002)で、こうしてオハナシするのは、十六年前の、やはり十一月、二十九日でした。題して「マスコミと文学」 これを、今年(二○○二年)九月、私の「湖うみの本エッセイ」第25巻め、創作シリー
この会(芸術至上主義文芸学会 2002)で、こうしてオハナシするのは、十六年前の、やはり十一月、二十九日でした。題して「マスコミと文学」 これを、今年(二○○二年)九月、私の「湖うみの本エッセイ」第25巻め、創作シリー
* シンポジウム「いま、表現があぶない」とは、何も句読点の打ち方とか、誤字・宛字がひどいとか、文章が下手す ぎるという問題ではない。正しくは 「いま、メディアがあぶない」というのが適切であった。メディア規制の問題に話題が
いま私の時代もののワープロは、「悪政」の二字ならすらりと出して来るが、善政は「ぜんせい」から手間をかけて打ち直さねばならない。この機械に漢字辞書を内蔵させた一人ないし何人かの「日本人」は、政治に「悪政」はあっても、善政な
秦恒平です。もともと、喋るよりも、字に書いて、文字で表現して、三十数年を物書きとして過ごして参りました。根っからの書斎人でした。 いつ頃からか、家の外でも、仕事をしなくてはならん時間が、仕事の量が、増えてまいりました
反・主権在民国家 終わりなき「権力のテロリズム」 「国(公)の犯罪」は、まちがいなく有り得る。「私」の犯す罪より罪深く、歴史的に、事実、幾度も有ったのである。開戦や敗戦をいうのではない。例えば 国権を笠にきた弾圧やフレ
* 疑問 秦様 湖の本を拝読し、日本の安全保障についての秦様のお考えをもう少し深く伺いたく存じました。日本の安全保障は現在、アメリカの軍事力に大きく依存しておりますが、秦様は日本をアメリカが
* 三ヶ日の雑煮を夫婦だけで祝い終えながら、作家五木寛之に「怨歌」と適切に聴きわけられたあの歌手藤圭子のウソのない生涯映像を、濃い共感と理解と共に見 通し聴き通した。正月気分にふさわしくないか
* 階下へおり、何という題のともしらず、大老井伊掃部のお籠廻りにいて雪の桜田門外にいて主君を討たれ腹を切り損じた武士(中井貴一)が、討手の只一人の生 き残りへ復讐すべく明治維新後も追い求め、他方は車引きに身を落として
* 「水滸伝」もう三冊目を読んでいる。もともと講釈に同じい著作であり、そのまま漢学の大家が講釈口調に訳されているのが、読みや易くも奇妙でもあっ て、とんとん進む。豪傑ということばを近年は地を払ったように聞か
* いまわたしは、専ら「文庫本を」という原則を逸れて、今井清一さんからの『浜口雄幸伝』とゆりはじめさんからの『太宰治』という分厚い単行本をも併行して読み進んでいる。前者は全二巻の大著、後者は一