詩歌 2007年
* 優れた詩や短歌や俳句を、好むままに無心に次から次へ読んで行く時間こそ、思無邪にちかい。かくも豊かに人の胸に湧いて人の口より発せられる、ことばの、思いの、多彩な真実。 よく選ばれた詞華集ほど嬉しいものは少ない。そこでは […]
* 優れた詩や短歌や俳句を、好むままに無心に次から次へ読んで行く時間こそ、思無邪にちかい。かくも豊かに人の胸に湧いて人の口より発せられる、ことばの、思いの、多彩な真実。 よく選ばれた詞華集ほど嬉しいものは少ない。そこでは […]
* 謹賀新年 二○○六年 元旦 七十路(ななそじ)に踏ン込んでサテ何もなし 有るワケが無し夢の通ひ路 七十郎 歩みこしこの道になにの惟ひあらむ かりそめに人を恋ひゐたりけり 十六歳 萬福脩同 心よりご多祥をお祈りしま
* 謹賀新年 二○○五年 (平成十七年) 土 元旦 百禄是荷 手にうくるなになけれども日の光 六九郎 雪といふ不思議なもののふる我ぞ 恒平 あけぼのは春と定めてためらはず 湖 ご平安・ご多祥を祈
清泉泓泓 ご多祥と、世の平安を祈ります。 めをとぢてこの深きやみに沈透(しづ)くなり ねがはざれ 我も 我の心も 今・此処をつひの栖(すみか)ぞ 松立てて 六八叟 よきひとのよき酒くれて春ながのいのち生き
* 和歌といえば公家や女房の占有物のように錯覚しがちだが、あの西行、ま、武士でもあった。男性の和歌の詠み手で一人だけと言われれば西行を挙げるだろう、よほどその時の気分では定家を挙げるかも知れないが。 西行
原題「私のかるた読み」一九八四年十一月平凡社刊『歌留多』初出 『秦恒平の百人一首』一九八七年十一月十六日 平凡社 刊 小倉 百人一首 一覧 一 秋の田のかりほの庵のとまをあらみわが衣手は露にぬれつつ……………天智天皇…
たづねこしこの静寂にみだらなるおもひの果てを涙ぐむわれは 秦 恒平 今歌をつくろうとすると、手っとり早いところでは新聞の歌壇投稿であろう。新聞歌壇だけでひとり歌作を楽しむひともいるし、そこから進んで短歌
歌集・少年 秦 恒平 昭和三十九年 (1964) 九月二十三日 初編 菊ある道 (昭和廿六・七年 十五・六歳) 窓によりて書(ふみ)読む君がまなざしのふとわれに来てうるみがちなる 国ふたつへだててゆきし人をお